2009.4.25

Vol.008 夢をかたちに、こだわりを仕事にするために、税理士ナースならではの視点でサポートしていきたい

税理士 高橋あづささん

Profile
看護師から税理士に転身し「高橋あづさ税理士事務所」を開設。年商数10万〜6億円まで、さまざまな規模のクライアントと関わりながら「最善のサービスを提供しながら、最大の利益をあげ、さらによりよりサービスを提供し続ける」仕組みづくりに日々奮闘中。女性起業塾の事務局スタッフ、経営シミュレーションゲームの准インストラクターでもある。 ○高橋さんのブログはこちら>>

理想の看護を提供する仕組みづくりのため
“お金に詳しい看護師”を目指すことに

 “ラスカルさん”の愛称で親しまれている高橋あづささんのキャッチフレーズは、「資格は税理士、マインドはナース」。聞くと、実際、税理士になる前は看護師をされていたのだそう! 「看護も税務・簿記会計も、必要な人が、必要なときに、必要な分だけ利用できるような仕組みにしたい」という想いのもと、看護師から税理士へとドラマティックなキャリアチェンジを果たし、現在の活動に至るまでのお話を伺った。

 ラスカルさんが看護師を目指すきっかけは、中学生のときに新聞で読んだ、障がいを持つ子どもとその介護に疲れた母の心中事件だった。“必要な人に、必要なときに、必要な分だけケアを提供することができる”仕組みをつくるために、まずは現場でケアを提供できる人間になろうと千葉大学看護学部へ入学。県立病院勤務を経て大学院まで進学、大学院修了後は再び看護師として都立病院に勤務した。

 上司にも同僚にも恵まれ、看護師として充実した日々を送っていたが、就職2年目に入り、行政改革の荒波の影響が看護の現場にも及ぶように。人員削減、業務の見直しになどによって、理想とする看護がしづらくなっていくことに、やり場のない憤りを感じるようになった。「患者さんにとっていい看護を提供することと、病院の経営の安定が両立しないということに大きな疑問を感じました。理想の看護を提供するためには、まず病院のお金の仕組みについて考えなくてはと思い、『コピー取りでもよいので事務職へ異動させて欲しい』と頼みこんだことも。でも、結局は受け入れてはもらえませんでした」

 「“仕組みを作り”に関わるためには、どうしたらいいんだろう」と悶々と過ごしていたラスカルさんを救ったのは、ふとした夫の一言だった。ある日、趣味といえるくらい好きだった家計簿をつけていたときのこと。「『家計簿つけているときの方が楽しそうだけど、それは仕事にならないの? 看護の仕事にこだわらなくてもいいんじゃないの?』といわれて。そのときは衝撃でしたが、“お金に詳しい看護師”もいいかなと次第に思うように。税理士だったら、組織にとらわれずに病院の経営に関して何か提案してもよい立場だと思ったんです」

写真
起業に関する情報ポータルサイト「ドリームゲート」ではアドバイザーも勤めている。「事業の成果を、“決算・申告・納税”というかたちで、ずっと一緒にみつめていく税理士だからこそもっている視点で、自滅しない起業を支援しています」

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