2009.9.19

Vol.018 「そのときがきた!」 直感を大切に、信念をもって有言実行 “好き”を極めて、フラの指導者としてスクールを設立

カウラナ・カ・ハレ・クラ・オ・ハワイ・フラ・アカデミー主宰、フラ講師 梓澤千津さん
カウラナ・カ・ハレ・クラ・オ・ハワイ・フラ・アカデミー主宰、フラ講師 梓澤千津さん
Profile
航空会社勤務を経て、ハワイへの語学・文化留学を経験。帰国後、外資系IT企業に再就職し、結婚、出産。育児休暇中にフラの習い事を始める。退職後、カリフォルニアで出会ったランディ・カウラナ・チャンの古典フラに感銘を受け、彼に直接師事することを決意し渡米。厳しい修行の後、正式にアラカイ(指導者)に任命され、2007年、恵比寿に日本校を設立。○教室のサイト>>

魂を揺さぶる古典フラとの
“必然的な出会い”に導かれて

 「フラに出会ったのも、こうしてフラの講師になったのも、すべて自然の流れなんです」
 ゆっくりと控えめながら、けれど確信に満ちた表情で話す梓澤千津さん。またの名をKa Pua Wehiwa I ka Wekiu(カ・プア・ヴェヒヴァ・イ・カ・ヴェキウー「一番上に咲く貴重な花」という意味)。尊敬するフラのクムフラ(師匠)、ランディ・カウラナ・チャンから授かった大切なハワイアンネームである。育児休暇中に改めてフラと出会い、その奥深い世界に惹かれて、ついには指導者としてスクールを設立した、いわゆる“好き”を仕事にした人。マナ(魂)が宿っているからと、鋏を入れていない長い髪が印象的だ。

 梓澤さんがフラに出会ったのは25歳。勤めていた会社を辞め、かねてから憧れていたハワイへ語学・文化留学をしたときだ。といっても、このときはふれる程度。本格的に打ち込んだわけではない。それが一転するのは、帰国して再就職、結婚、子どもを出産してからだ。

「育休明けのことを考えると、思い描かれるのは、許容範囲を超えてもがく自分の姿でした。それって自分らしく生きることとは程遠いだろうなあと漠然と感じていて……。そんなとき、息子の託児所が見つかって。英語で保育をする所なんですが、1日2、3時間、週に2回、自由に使える時間ができました。『ようやくフラを始めるときが来た!』。自然とそう思ったんです。運のいいことに、託児所の近くに教室が見つかり、新しく始まるクラスもあった。これはやっぱり『今、やりなさい』ってことかなって(笑)。それですぐに始めたんです」

 直感がひらめき、フラの世界へ。踊りだけでなく、ウクレレも習った。楽しい! もっとうまくなりたい! 梓澤さんはどんどん魅せられていく……。
 そして運命のときがやってくる。子どもをサマースクールに参加させるためにカリフォルニアに赴いたときのこと。たまたま見学に行ったフラの教室で、神聖な芸術ともいうべき古典フラに出会ったのだ。それこそがランディ・カウラナ・チャンのフラ。魂を揺さぶられるような、力強い土着的な踊り。ひと目で虜になった。「学びたい!」

 梓澤さんは決意する 。フラのために、“子連れ留学”をしよう、と。

写真
尊敬する恩師、ランディ・カウラナ・チャンとともに。彼との出会いが、梓澤さんの人生を大きく劇的に変えた。
●梓澤さんが踊る古典フラは、こちらのページで動画で見ることができます。

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