2009.10.18

Vol.020 ラッピング、メンタル、食を通じて、人々の暮らしを豊かに、笑顔あふれる社会に

ラッピングコーディネーター 日比三枝子さん
ラッピングコーディネーター 日比三枝子さん
Profile
マスコミ関連の会社で経理総務業務に従事しながら、ラッピングコーディネーターと講師の資格を取得。約20年の会社員生活に終止符を打ち、3年前に独立。ラッピング協会認定講師として活動するかたわら、短大講師やテレビ出演、イベント開催など多方面に渡り活動中。自身の食生活の経験から食にも興味を広げ、玄米菜食を基本とするマクロビオティックを勉強中。○日比さんのサイト>>

ラッピングという新分野で
独立の道を選んだ理由とは

 ラッピングコーディネーター。そのあまり聞き慣れない職業で活躍しているのが、日比三枝子さんである。

 これまでデリバリー時の“商品保全”という視点から、業務用の世界で発展してきたラッピングだが、近年では“心を贈る”というパーソナルな世界へと拡大、さらにアート的な要素も加わり、大きく進化を遂げている。この“包む”という分野をきちんと系統立てて、ひとつの“カルチャー”として日本に定着させたのが、日比さんも所属する「ラッピング協会」である。今から20年前、ギフトの知識を学び、ラッピングの技術を身につけたい人のために設立された。以来、13,000名以上のラッピングコーディネーターを輩出、数あるラッピング関連の組織のなかでは最大規模を誇る。

 日比さんが、ラッピング協会が主催する教室に通い始めたのは、ひと言でいえば趣味のため。もともと人に贈り物をするのが好きで、ラッピングに興味があったから受けてみたのだという。ひと通りの講習を受け、ラッピングコーディネーターに認定されると、さらに上のランクの指導者養成クラスも受講。6年前に講師の資格を取得した。

 「その頃はマスコミ関連の会社で働いていました。経理・総務関係の仕事を20年近く。だから、講師になっても休日に少し教える程度。そもそも講師の資格をとったのも、『せっかくだからとっておこう』という感じで……(笑)」

 そんな日比さんが長年勤めていた会社を辞め、ラッピングコーディネーターの道を歩むことになったのは、ひとえに“家族を大切にしたかったから”。

 「実は3年ほど前に、親族が病気になりまして……。その時に、身内に何かあった時にいつでも動けるような体制でいたいと強く思いまして、そのためにはフルタイムで仕事をするのが難しくなりました。マスコミという業界柄、時間は不規則。担当する仕事も多く、とにかく忙しかった。このまま一生フルタイムで働いていくのは厳しいと以前から思っていたこともあり、持っていた資格を生かして独立することを決意しました」

写真
これがなくては話にならない! いつも持ち歩いている仕事道具を公開。ハサミは材料によって使い分けるので3種類を用意。カッターもマストアイテム。リボンや紙など包材は仕事によって異なるが、このポーチの中身は変わらない。

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