2009.12.16

Vol.024 金融からファッションへ大転身「レンタル=スマート」という新たな価値観を提唱

スーツレンタルサービス「パーソナルクローゼットM&V」運営 楠田佳世さん
スーツレンタルサービス「パーソナルクローゼットM&V」運営 楠田佳世さん
Profile
国内保険会社を2年目の夏に退職、アメリカ・テキサス州に留学。1998年にUniversity of St. Thomas会計学科大学院卒業後、米国公認会計士として大手会計事務所へ。帰国後、米系投資銀行、独立系不動産ファンドに勤務。2008年7月インテリアを学ぶために渡英。2009年7月、麹町にファッションを楽しむ新しいスタイルのサロン、「パーソナルクローゼットM&V」を立ち上げる。

ビジネスとチャリティーを融合させ
新たな“しくみ”を提供していきたい

08:00 起床、メールチェック、電話のやりとりなど
09:30 家を出る
10:00 サロン到着
10:30 提携会社と打ち合わせ。人と会う約束はなるべく午前中に入れて、午後は接客の時間にするようにしている
12:00 昼食
13:00 パソコン業務&事務作業
14:00 予約に合わせてお客様の対応。予約がない時は事務作業を行う
18:00 交流会参加
21:30 帰宅後、入浴などプライベートタイム
22:00 パソコン業務
24:00 就寝

■ピンチもこれがあればOK! 私の最終兵器はコレ
「ファブリックが大好きで、手芸も得意! ストレスがたまってくると、やたらと手芸がしたくなるんです!?(笑) この2匹のワンちゃんも私の作品で、ぐうたらのグーを取って、グー犬といいます」

----なぜスーツレンタルサービスというビジネスを思いついたのか?
私自身が必要性を感じていたから。会社員だった頃、企業のトップに会うことも多く、何を着ていくべきか悩んだ経験があります。ドレスのレンタルはあるけれど、スーツのそれはない。女性が社会進出して久しく、さまざまなビジネスシーンで活躍している人が多いわけですから、ニーズはあると思いました。ただ、マーケット認知はまったくない状態なので、正直、苦戦しています。認知されるようになるまでは、キャッシュ&フローのためにドレスレンタルも行っています。
----営業活動はどのように行っている?
ほとんどが“ご紹介”です。「○○さんからのご紹介なら信頼できるので、使ってみようかしら」と、利用してくださるケースが多いですね。“誰に”紹介してもらうかで信頼度は変わってきます。昔の話になりますが、私がアメリカで大手会計事務所に就職できたのも、学部長が紹介してくれた人が会社から信頼の厚い人だったから。ですから、“人のご縁”はとても大切にしています。自分自身も、「この人とこの人が出会えば、きっといいに違いない」と思ったときは、積極的に紹介します。つながる人とは必ずつながりますね
----専門分野ではないからこそ努力していることは?
ファッションは私の得意分野ではありませんから、今はとにかく勉強! 国内外のネットはくまなくチェックし、ブランドに対する知識を増やしています。英語が読めるのが強みなので、海外で人気のブランドやスタイルはいち早く取り入れるようにしています。
----収入を安定させるために取り組んでいることは?
このビジネスをはじめるに前に、安定収入を確保するために不動産投資を行いました。ほとんどの業務を信頼のおける方に外部委託しているので、私は報告を受けて、支払いをするぐらいです(笑)。“やりたいことをやるために脱サラをして、結果的には貯金を食いつぶしてしまう” というリスクは避けたかったので、安定収入源を最初につくったのです。ダヴィンチ時代に金子さんの話を聞くことができたので、基本的な考え方はありましたが、自分でもセミナーに参加したり、本を購入したりして、不動産投資についてはずいぶん勉強しましたよ。
----今後の目標は?
BtoBの事業を拡大させ、「スタイルをシェアする」というマーケットの認知度を高めていきたいですね。実際、ブランドレンタルの「銀蔵」さんとは事業提携していますし、「講演依頼.com」さんとも衣裳に関してサービス提供させていただいています。今後はもう少し大きな資本を入れて、全国展開していけたら……。「パーソナルクローゼットM&V」の仕組みが定着し、軌道に乗れば、こちらは能力のある人に任せて、またなにか新しいビジネスをやりたいと思っています。

text / Yukie Murosaku
photos / Rhythmoon, Kayo Kusuda

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