2010.1.15

Vol.026 ダンサーからライター、星のソムリエ®へ 心の求めるままに、自然体で一直線

星のソムリエ(星空案内人)®・フリーライター 景山えりかさん
星のソムリエ(星空案内人)®・フリーライター 景山えりかさん
Profile
10代後半からプロのダンサーとして活躍後、フリーライターへ転身。LOHAS、エクササイズ、スピリチュアル、著名人インタビュー等を得意とし、さまざまな雑誌やサイトで記事を手がける。星のソムリエ(星空案内人)®の資格取得後は、月(宇宙)・暦・時間とライフスタイルをテーマにしたワークショップの講師や科学館でのボランティアとしても活躍中。○オフィシャルサイト>>

ハワイ島での体験がターニングポイント
星空に導かれて、心豊かなライフスタイルに

 転機は思いがけず訪れるものだ。友人に誘われて、ハワイ島の最高峰、マウナケア山に登頂したことがきっかけで景山さんの人生は大きく変わる。

「満月の前日に登り、雲海を眼下に、頂上で夕日を見ました。西の空へ太陽がゆっくりと沈みはじめ、東の空には月がぽっかりと浮かび上がる……。地球の上に立つ自分と、太陽、月が一直線上に並ぶ瞬間! あぁ、時間に追われている自分はなんてちっぽけな存在なんだろう! そもそも、私たちが認識している“時間”は人間が勝手に決めたものであって、本来の“時間”は宇宙が決めるもの。天体のサイクルがそれぞれ違うように、時間にはいろんな軸があって、人もそれぞれ自分の中に軸をもっています。それに気付けば、“自分の時間”と“社会の時間”のバランスがうまくとれるようになり、もっとラクに生きられるんじゃないか? そう思うようになったんです」

 以来、景山さんは宇宙や天体に興味をもつように。思い立ったら即、行動。本を読んだり、インターネットで調べたり。そうしたなかで見つけたのが「星のソムリエ(星空案内人)®」だ。山形大学理学部の柴田晋平教授を発起人とする星空案内人®の資格認定講座では、豊かな知識と経験からおいしいワインを選んでくれるソムリエのように、星空や宇宙の楽しみ方をさまざまな人たちにわかりやすく伝える人材育成をめざしている。

「『これだ!』と直感し、すぐに問い合わせをしました。けれど、そのときの募集はすでに締め切られていたので、半年ほど待って改めて申し込みをして、やっと受講資格を得ることができたんです。それから毎週金曜の夜に開催される講座に参加するために、往復8時間、1泊2日の時間を割いて、2ヶ月半あまり山形へ通いました」

 どんなに仕事が忙しくても、講座に通い続けることができたのは、星空に対する興味はもちろんのこと、迎えてくれる山形の人たちの温かさのおかげでもある。老若男女、星がとりもつ縁でのつながりが楽しい、と景山さん。天文関係者の方たちとの交流も盛んになり、勧められて千葉市科学館でのボランティアにも参加するようになった。

「以前よりも確実に忙しくなってはいるのですが、ライターの仕事も、星のソムリエ®も、ボランティアも、どれも楽しみながらやることでうまくバランスが取れている感じ。星空を見上げて宇宙を身近に感じることで得られた心豊かな生活を、これからはたくさんの人にも知ってもらいたいですね」

※星空案内人®資格認定制度についてはこちらから>>
※「星のソムリエ(星空案内人)®」は、山形大学の登録商標であり、星空案内人®資格認定制度に基づく民間資格の名称です。

写真
マウナケア山から見る夕日(上)と月(下)。「夕日や月は、これまでにも幾度となく見たことがあります。けれど、ハワイでの体験は今まで感じたことのないようなものでした」

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