2010.3.1

Vol.029 自宅保育というスタイルを選び仕事へ復帰。子どもとの関わりの中で写真のチカラを再発見

フォトグラファー、baby photograph主宰 キノシタメグミさん
フォトグラファー、baby photograph主宰 キノシタメグミさん
Profile
大学卒業後保育士を経て、コンサート・イベント制作会社へ転職。その後、縁あってアーティストのアシスタントとして働く中で一眼レフカメラに出会う。業務の一つとして撮影していたが、一度きちんと勉強したいとプロ養成スクールに通いフォトグラファーへ。人物写真・雑貨等の撮影を中心に活動。2006年、長男出産後は子育て中心の生活を送りながら「baby photograph」を始動。

今しかない瞬間を永遠に変える
写真のチカラでママを元気にしたい

 愛情あふれるやさしい空気のなかで、とびっきりの笑顔で見つめ合う母と子。そんな日常の中にあるあたたかな瞬間を、永遠で素敵な時に変えてくれる一枚の写真。見てるこちらまで、思わず顔がほころんでしまいそうな心温まる作品を生み出しているのが、フォトグラファーのキノシタメグミさん。ご自身も3歳の息子をもつ母で、現在は育児を優先しながら、マタニティ・赤ちゃん・親子写真撮影をライフワークに活動している。

 サイト名でもある「baby photograph」は、約3年ほど前から始めた。小さな子どもを持つママ向けの写真講座や親子撮影会を開いたところ、想像を超えた反応があったのだそう。

「『自分がとても素敵なママに思えて、写真から勇気をもらいました』『写真を見て涙が出そうになりました』などうれしい感想をいただいて。自分自身感じていたことで伝えたいことでもありましたが、ただきれいに撮ってもらって嬉しいというだけでなく、精神的なところまで働きかけてママを元気づけることができるんだ、とうれしくなりました。産後って、慣れない育児で不安になったり、余裕がなかったり、疲れてしまったりで、子どもとのキラキラとした時間の愛おしさが見えなくなってしまうこともあると思うんです。そんなときに、写真のチカラでママたちを笑顔にするお手伝いができたらと思いました。ママが笑顔になると子どもも必ず笑顔になりますから」

 キノシタさんが初めて一眼レフカメラを手にしたのは、今から14年前。アーティストのアシスタントとして働いていたときに、取材や出張に同行して、その様子をドキュメンタリー風に撮影していた。「それ以前も写真は好きでフィルムのコンパクトカメラでよく撮っていたのですが、なかなか思い通りに撮れなくて。でも、一眼レフを使ったら、自分のイメージ通りに撮れて、褒めていただいたり、印刷物にも使われたりして、『向いているかも?』と。(笑)」

 仕事が好きで、忙しく過ごしてきた毎日に一旦ピリオドを打ち、プロのフォトグラファー養成スクールに通うことに。卒業後、紹介などで写真の仕事をはじめるが、この頃はまだ、「写真はいつでもできるけれど、会社員としての経験は今しかできない」という思いが強かったという。「写真の仕事をしながらも、派遣や契約などでよい話をいただくと、写真の仕事のために時々お休みすることを理解していただいた上で会社員としても働いていました。正社員の頃には見えなかったことが見えたり、色々な会社の形を知り、たくさんの人に会うことができ、とてもよい経験でした」

 契約社員として働いたレコード会社を最後に、写真の仕事一本に。その後、結婚し、2006年に妊娠・出産を経験。「産後落ち着いたら、子どもを保育園に預けて、何事もなかったかのように仕事に復帰しよう」と考えていた。しかし、意外な落とし穴が。

「え、保育園に入れない!?」

写真
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出張撮影や写真講座などをメインに活動している。何気ない瞬間の自然な表情をとらえた親子写真。妊娠中・出産・誕生日の記念に、写真集・プリント・アルバムなどにしあげてくれるサービスもある。詳細はこちら>>

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