2010.3.30

Vol.031 30代を目前に好きな“美”を仕事に。フリーランス×PRという働き方を選んだワケ

フリーランスPR 新井ミホさん
フリーランスPR 新井ミホさん
Profile
IT系出版社の宣伝部を経て美容業界へ。メンズエステ企業の宣伝部、美容皮膚科クリニック、海外オーガニックコスメブランドの広報を経て、2006年よりフリーランスに。現在は、オーストラリアのオーガニックコスメブランド「ジュリーク」や、アート感覚で部屋のインテリアとしても楽しめるキャンドルやアロマディフューザーをプロデュースするブランド「DEICA」のPRを担当している。

もともとの好きをテーマに
30代で美容の世界へジャンプイン

 ブランドの顔となる広報=PRという仕事。中でも化粧品PRは、コスメ好きの女性の多くが一度は憧れる職業のひとつだ。おもな仕事内容は、商品を各メディアに無料で掲載してもらうためのパブリシティ活動。そのため雑誌に登場してコメントしたり、リリース原稿を書いたり、新製品の発表会を企画運営したり、各メディアへのキャラバンなどを行う。華やかなイメージがあるが、裏方での地味な作業も多く、コミュニケーション能力はもちろんのこと、タフさが求められる仕事だ。化粧品PRになるためには、一般的には企業の広報部に所属したり、PR会社に所属して、外部委託で担当するケースが多いが、それをフリーランスというスタイルで活動しているのが新井ミホさん。

 「まさか、自分がフリーランスになるとは思っていませんでした。元々好きだった美容にかかわる仕事がしたいと思い、いろいろな人との出会いに導かれて今に至ります」

 そう話す新井さんの経歴は、確かにとてもユニークだ。大学卒業後、就職したのはIT系出版社の宣伝部。年間の広告予算管理やプランニングや、代理店や制作会社とのやり取りの窓口となって販促ツールなどのクリエイティブ管理をこなしていた。そこで順調にキャリアを重ねていた新井さんだが、30歳を目前に「このままでいいのか」と疑問を持つように。

「この会社で働き続けたら、役職、給料、部下など恵まれた環境が手に入ることは確か。でも、毎日楽しみながら笑顔で働き続けられるのか、と考えると自信がありませんでした。では、今から何にチャレンジしようかと考えたときに、元々大好きだった美容やファッションがいいなって。女性に生まれたからこそ、死ぬまで女性らしく美しくありたい。女性にとって、美は永遠のテーマだと思うんです。それを仕事にできたら幸せなんじゃないかなって」

 そう思った新井さんは、転職活動をスタート。それまでのキャリアを活かして、まずはメンズエステサロンを運営する企業の宣伝部に転職し、美容業界でのキャリアをスタートさせた。その1年後には、化粧品を開発し販売も行っている美容皮膚科クリニックの広報担当に。そこで、今のPRの仕事のベースとなる経験を積むことになる。

「当時、半年先まで予約がとれない人気のクリニックでした。院長先生がマスコミの方と幅広い人脈をお持ちで、化粧品PR経験ゼロの新米だった私でしたが、さまざまな方と交流を持たせていただきました。ものすごく恵まれたスタートだったと思います。このとき出会った方々とのつながりが、今の仕事のベースにもなっています」

写真
化学薬品を一切使わず、太陽、月などの惑星の運行を考慮したバイオダイナミック無農薬有機農法を採用し、自社農園で植物の生命力を最大限に生かすように育てられたハーブを使って作られたオーガニックコスメ「ジュリーク」。

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