2010.7.26

Vol.039 自己分析×環境分析で働き方を選択 マーケターの発想をキャリアプランにも応用

有限会社アイボリーマーケティング代表 福井遥子さん
有限会社アイボリーマーケティング代表 福井遥子さん
Profile
津田塾大学国際関係学科卒業後、ユニ・チャーム(株)に入社し、生理用ナプキン・大人用失禁用品などの新商品開発・マーケティングを担当。その後、(株)シービックでブランドマネージャーとして活躍し、マーケター育成にも携わる。2003年より(株)マーケティングコンセプトハウスにてグループインタビューの企画・司会・分析など、フリーのリサーチャーに。2006年に独立し、コンサルティング、リサーチサービスを提供。翌年、法人化。10歳、5歳、2歳の3人の子の母。有限会社アイボリーマーケティング

徹底した自己分析&企業研究で気付く
日常生活を豊かにするモノづくりへの思い

 「たぶん5年、10年は今のようなスタイルで仕事を続けますが、その後はサラリーマン・マーケターに戻ってもいいかなと思っています」

 2006年にマーケターとして独立、翌年には「有限会社アイボリーマーケティング」を起業した福井遥子さんはこともなげに言う。フリーランスでいること、あるいは起業したことにまったくこだわっていない。こだわるのはただひとつ、「日常生活を豊かにするようなモノづくりがしたい」ということ。その思いを叶えるために、ライフステージの変化に合わせて働き方を変えてきただけに過ぎない。

 そんな福井さんのキャリア形成のスタートは、大学4年にさかのぼる。

「私の通っていた大学は就職率ほぼ100%。というのも、就職活動のサポート体制がとてもしっかりしていたんです。就職して3年以内で辞めてしまうのは、たいてい“人”と“仕事”のミスマッチのせい。それゆえ、自分が何に興味をもち、何が得意なのか? 自分自身を深掘りする自己分析の機会が与えられました。また、卒業生による情報提供も充実しており、膨大なリストが自由に閲覧できました。仕事内容はもちろんのこと、一日のタイムスケジュールや給料、繁忙期の時期までリアルな情報が事細かに記されていたのです。これによって、企業の名に踊らされることなく、本来の姿を知ることができました」

 徹底した自己分析の結果から、「アイディアをカタチにするのが得意」、「モノづくりのプロセスが好き」、「暮らしが豊かになったり、楽しくなったりする身近な商品づくりに興味がある」といった自分像がはっきりと見えてきた。そして気付く。自分のやりたいことはモノづくり、商品開発、マーケティングなのではないか!

「企業選びに関しては、企業理念をポイントにしました。きっと仕事のやりがいにも通じるのではないかと思って……。それと、1年目からどんどん仕事を任せてもらえるところ。仕事は細く長くずっと続けていきたいと考えていましたが、体力があるほうではない。それならば、若いうちにめいっぱい仕事をして、3〜5年で一人前になれる企業を探したのです」

 そうして選んだのが、ユニ・チャーム株式会社だった。

写真
今回、インタビューしたのは福井さんもよく利用するという北参道の「勉強カフェ」。ここで打ち合わせをしたり、ひとりで黙々と仕事をしたり。モチベーションの高い意欲的な大人が集まる、隠れ家風カフェだ。
「勉強カフェ」のサイトはこちら

簡単SEO