関西のホンネ08:遠方のクライアントと仕事をするポイント

前回は、出張先でのエピソードをご紹介しました。しかし、出張だけでなく、遠方のクライアントとの付き合い方に頭を抱えているフリーランサーはたくさんいるのではないでしょうか? 今回は、遠方のクライアントと円滑に仕事をするためのポイントを教えていただきました。関西だけでなく活動の幅を広げたいフリーランサーの方、ぜひご覧くださいね。

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Q.遠方のクライアントに対して心掛けていることはありますか?

・基本メールでのやり取りが多いですが、急ぎのときは必ず電話をします。可能な限り「一度はお会いして」コミュニケーションを取るようにしています。(40代・ライター)

・なるべく早くメールの返事を出すようにしています。また、ちょっと疑問に思ったらメールかSkypeで連絡を取るようにしています。(30代・Webデザイナー)

・メール、電話、Skypeなどがあれば、近畿以外の方とのお仕事も、特に問題なく進められます。地方の不便さは、そこまで感じておりません。(40代・ライター)

・自分が大阪在住だからといって、大阪感?を出さないようにしています。大阪在住ということが、相手に嫌がられる恐れがあるためです。まずは相手の流儀を把握します。(40代・ライター)

フリーランスにも「ほう・れん・そう」

アンケートの回答には、共通点が見られました。それは「ほう・れん・そう」です。これは「報告」「連絡」「相談」の3つを略した言葉で、ビジネスにおいて重要といわれているので、ご存じの方も多いと思います。

この要素は組織に所属するビジネスパーソンにとって大切なものとして、取り上げられることが多いですが、フリーランサーにおいても大切なようです。仕事をする過程で、些細なことでも報告をする。こまめに連絡を取る。気になることがあれば相談する。この3つに注意を配るフリーランサーの声が多数ありました。

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ビジネススタイルにも「県民性」がある?

「県民性」とは、都道府県ごとの県民の性質や行動についての傾向を指す言葉。近年、よくテレビなどでも取り上げられていますが、県民性は文化や習慣だけに言えることではないようです。アンケートの回答でも、大阪在住であっても「大阪感」を出さないようにしている方がいました。
実際、関西と関東のクライアントでは違いがあるという声を耳にしたことがあります。関西人から見た関東人は「他人行儀」で、反対に関東人から見た関西人は「馴れ馴れしい」といった具合に......温度差を感じることも多いと言います。関西らしさを大切にしながらも「郷に入っては郷に従え」の気持ちを忘れずにいることが、遠方とのビジネスを円滑にする鍵かもしれません。

私は、クライアントとの距離がある程度縮まってから、関西ならではのエピソードなどを盛り込むようにしています。関西らしさを発揮するのは、クライアントと人間関係を築いてからでも遅くないと思っているからです。関西人であること以外にも、自分の個性を受け入れてもらうために工夫すれば、どの地域でも仕事がしやすくなるのではないでしょうか? 私自身もそうなれたらいいなと期待しています。遠方のクライアントと接する際に、みなさんも少し考えてみてくださいね。

次回は、「関東に進出したいかどうか?」をテーマにお届けします。関西フリーランサーの進出したい理由、したくない理由などリアルな声が集まりましたので、お楽しみに!

南條祐弥

Writer 南條祐弥

ライター・Rhythmoon編集部メンバー
児童文化や女性のライフスタイルの分野を得意とする、大阪在住のフリーランスライター。コラムやシナリオを執筆するほか、書籍の編集協力、取材レポートの提供なども行なっている。リズムーンでは、地方で働く女性フリーランサーの多様なライフスタイルを発信中。趣味は絵本を読んだり、映画を観たり。ハイキングに出かけるのも好き。
http://ameblo.jp/original-ehon/

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