【最終回】関西のホンネ09:関東に進出したい? したくない?

今回で、『地方フリーランサーのホンネ』は最終回です。最後のホンネは、「関東に進出したいかどうか?」をテーマにお届けします。アンケートでは、関西フリーランサーのリアルな声が集まりました。これは私自身、今後どうすべきなのかと考えていることでもあるので、気になるところです。では、さっそく、アンケート結果を見てみましょう!

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Q.関東に進出したい? したくない?

な、なんと今回のアンケートでは、「進出したくない」と回答した人が多数!
果たして、その理由は......? 皆さんのホンネを聞かせていただきました。

比較的同じ分野の方が少ない関西のほうが、業種としても重宝されるからです。首都圏は仕事が多そうですが、同じ分野に特化した方も非常に多いみたいです。(30代・ライター・イラストレーター)

関西のクライアントだけで、キャパ的にもギャラ的にも十分だからです。元々地元が名古屋なので、地方で働くことが普通の感覚。首都圏で働きたいという発想がそもそもありません。(30代・広告プランナー・コピーライター)

・東京で2年半、大阪で2年半の勤務経験があります。東京は情報も物も人も、たくさんありすぎる印象があります。選択肢が多く刺激が多いのは魅力的ですが、競争が激しい世界だと感じました。大阪は、東京に比べて8割程度。仕事以外の生活も楽しみながらできる点が、ちょうどよいと感じます。(30代・キャリアアドバイザー)

・業種的に東京に移すメリットがありません。遠隔地でも近くても同等の仕事ができるのがメリットです。(40代・DTPデザイナー)

・仕事は東京のほうが圧倒的に多いと思いますが、自分の人生を長期的に考えたときに、生活の拠点は関西にあったほうがよいと思ったからです。(20代・フリーライター)

・首都圏出身ですが、「関西に人脈と仕事の実績ができた」「住みやすい」「子どもの就学環境が良い」などの理由で拠点を移すつもりはありません。よい仕事があれば検討はしますが、よほどの仕事でないと移すつもりはないです。(30代・キャリアアドバイザー)

・現在、関西に気のおけない仲間がたくさんいます。夫が転勤のない仕事なので、私が首都圏に移ると別居になります。(30代・Webディレクター)

関西で活動したほうが、ワークライフバランスが保てるといったところでしょうか? しかし、「進出したくない」と回答した人が多い一方で、以下のような声もありました。関西で働き続けるつもりだけど、関西が活動の場としてベストではないかもしれない。関西フリーランサーのホンネが垣間見えます。

・今となっては、若いうちに数年でも、東京へ行けば良かったなと思ったりします。(40代・Webデザイナー)

・単純に関西が好きだし、関西くらいの規模がちょうどよいと思いますが、情報や機会において、関西で良いかというと、そうではありません。(40代・ライター)

・大阪、京都は比較的ほかの地方に比べてWeb案件は多いかと思いますが、やはり費用面ではかなり厳しいと思います(全国展開している大手の制作会社さんと、大阪だけの制作会社さんでは費用が全然違います)。(40代・Webデザイナー)

20150622_nanjo_2.jpgライフスタイルに合わせて、働く場所を......

「第一線で活動するためには関東に進出したほうがいい」という関西フリーランサーの声があるように、バリバリ仕事をするには関西だと「物足りない」と感じている人もいます。仕事を一番と考えたときに、関東ならもっと稼げるのかな? もっと自分の力を試してみたい! という思いがよぎるのでしょう。関西に愛着のある私も、つい意識してしまいうことがあります。

とはいえ、ネット環境が充実している現在、関西でも仕事に支障がないと答えたフリーランサーが多くいました。ライフスタイルに合わせて、働く場所を選べる時代になりつつあるのかもしれません。私自身、仕事とプライベートのバランスを考えて、活動の場を選ぼうと思います。皆さまも、自分が活き活きと働ける場所はどこなのかを考えてみてくださいね。

最後に、この連載は関西フリーランサーの皆さまに、支えられてきた企画です。アンケート等にご協力いただいた多くの方々に、この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました!

南條祐弥

Writer 南條祐弥

ライター・Rhythmoon編集部メンバー
児童文化や女性のライフスタイルの分野を得意とする、大阪在住のフリーランスライター。コラムやシナリオを執筆するほか、書籍の編集協力、取材レポートの提供なども行なっている。リズムーンでは、地方で働く女性フリーランサーの多様なライフスタイルを発信中。趣味は絵本を読んだり、映画を観たり。ハイキングに出かけるのも好き。
http://ameblo.jp/original-ehon/

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