栃木県在住 エコライター 曽我 美穂さん

地方で働くってどんな感じ? 地域ならではのフリーランス事情を知りたい!
「地方フリーランス生活」では、自分らしいスタイルで働く地方フリーランサーに、地方で活動することのメリットやデメリットのほか、日頃心がけていることなどを伺います。今回は、栃木県で活動されているエコライター、曽我 美穂さんにお話をお聞きしました。

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プロフィール

活動地域 栃木県
フリーランス歴 7年
職種 エコライター、翻訳家、こども英語講師
経歴 子どもの頃から環境に関心を持ち続け、現在はエコライター・エディター・翻訳家として独立。環境に関する雑誌やWebサイトでの執筆、翻訳、書籍編集、フェアトレードカタログの企画編集のほか、環境NGOやNPO法人の広報活動にも関わる。また、2年前から地元の公民館や自宅で、こども英語教室の運営も行っている。私生活では6歳と3歳、二児の母でもある。
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栃木県にお住まいになるきっかけを教えてください。

2008年に結婚し、夫の勤務先である茨城県に近い栃木県に引っ越してきました。その後、夫の転勤で千葉県にも1年間住みましたが、再び栃木県に戻ってきました。結婚して以来、千葉にいた1年間以外はずっと栃木県在住です。

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曽我さんが住む地域の風景

働く土地を変えたことで、働き方やライフスタイルはどのように変化しましたか?

東京で生まれ育ち、結婚前まで都内の英語学校に広報として勤務しながら副業でライターをしていて、栃木県に来たのを機にフリーランスになりました。活動し始めた数カ月後に妊娠がわかったのですが、体の調子を配慮しながら仕事を続け、産後も2カ月後には仕事を再開しました。現在は、なるべく子どもと関わって生活したいので、1~2週間に1回、下の子を保育園の一時保育に預けている間や子どもたちが寝ている間にできる仕事を請け、ボリュームを調整しながら働いています。

地元と地元以外のクライアントの割合をお聞かせください。

・ライター、翻訳業のクライアントの割合は 首都圏:栃木県=9:1
・こども英語講師のクライアントの割合は、首都圏:栃木県=0:10
こども英語講師は、完全に地元密着型。自宅や近所の公民館の部屋を借りて運営しています。

仕事が軌道にのるまで、どれくらいの期間かかりましたか?

独立前に副業でしていたライターの仕事を続けながら、エコ関係の知り合いに声をかけて仕事を少しずつ増やしていったので、わりとすぐに軌道に乗りました。出産後は子どもの急な体調変化などに備え、基本的に自宅でできるお仕事だけをやっています。下の子が幼稚園に入り、風邪などあまりひかなくなったら、取材に行くような仕事も増やしたいと思っています。

仕事はどのように取ってきますか? 営業スタイルなど工夫は?

仕事時間が限られている現在は、今ある仕事をこなすのに精いっぱいで、積極的に営業活動はしていません。ただ、つねに新しい仕事、面白そうな案件にはアンテナを張っています。Webサイトや雑誌などで面白そうな仕事があれば、ライターや翻訳家の募集をしているかを問い合わせたり、こまめにメールで応募したりしています。 都内に住んでいたころは、エコ関係の集まりや飲み会によく顔を出し、そこで意気投合した方から仕事をいただく......ということも多かったので、子どもがもう少し大きくなったら、またそういう場所に時々行けたらなあと目論んでいます。

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仕事部屋でお子さまと話す曽我さん

栃木県で働くことを選んで良かったこと・大変なことを教えてください。

良かったことは、自然が豊かな場所で、のびのびと暮らせていることです。公園や幼稚園も広々としていて、子育てに適した土地だと感じています。お野菜のおすそ分けや困ったときの助け合いなど、ご近所づきあいにも恵まれています。 大変なことは、取材や打ち合わせで都内に出向くのがちょっと難しいことです。出産前、多いときには都内に週4日通っていましたが、今は子どもが小さいこともあり、気軽に行けなくなってしまいました。

離れているクライアントと仕事をする上で、心がけていることはありますか?

メールは基本的に24時間以内に返信をするようにしており、難しい内容を伝える場合には電話やSkypeを活用しています。また、東京に帰省したときは、クライアント先にご挨拶に伺うようにして信頼関係を築いています。やはり、1回でも直接会ってお話するのは、コミュニケーションの上で大事だと感じています。

現在の課題について教えてください。

家事、育児、仕事のバランスをとることです。仕事の依頼は基本的に請けていますが、「時間がありそう」と請け過ぎると、深夜まで働いたり、早朝に起きて仕事をすることになったり、家事育児に若干、支障が出ます。また、日々の疲れがたまってしまうからか、ここ数年は半年に1回くらいのペースで、子どもの風邪をもらってしまいます。そういうことがないように、体調管理をもっとしっかりしなければと思っています。

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自然豊かな環境でリフレッシュ!月1回程度、家族でキャンプに行くのも楽しみのひとつ

今後の目標をお聞かせください。

夫が転勤族なので、またどこか別の場所に引っ越す可能性があるのですが、今後どこに住んでも、エコライター・エディター・翻訳家・こども英語講師の仕事を続けたいと考えています。また、子どもの成長に合わせて取材の仕事を増やしていきたいです。こども英語講師としても、さらに充実したレッスンを行えるように努力したいと考えています。

最後に、地方で働くことに興味のあるフリーランサーへ一言お願いします。

私の場合、「栃木県に住みたい!」と決めてフリーランサーになったわけではありませんが、「どこに住んでいても仕事は続けられる!」と実感しています。 自然豊かで、温かい人柄の方が多い土地で、好きな仕事を自分のペースで続けられるのは、本当に幸せなことです。私自身、フリーランスになるときは「どうなるのかしら......」と少し不安でしたが、なんとかなりました。案ずるよりも産むがやすし。興味のある方はぜひお試しを!

南條祐弥

Writer 南條祐弥

ライター・Rhythmoon編集部メンバー
児童文化や女性のライフスタイルの分野を得意とする、大阪在住のフリーランスライター。コラムやシナリオを執筆するほか、書籍の編集協力、取材レポートの提供なども行なっている。リズムーンでは、地方で働く女性フリーランサーの多様なライフスタイルを発信中。趣味は絵本を読んだり、映画を観たり。ハイキングに出かけるのも好き。
http://ameblo.jp/original-ehon/

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