リズムーンの商品開発室

February 25 2016

お仕事かばん(仮)開発日記①〜ペルソナをつくる

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photo by The Typical Female Magazine

こんにちは。編集部メンバーの本多です。昨年から、「働く女性のためのバッグインバッグをプロデュースしよう!」というプロジェクトを担当しています。

昨年、アンケート結果の記事を公開してからだいぶ時間がかかってしまいましたが、これまで試行錯誤を重ね、やっと試作にこぎつけることができました! これから販売に至るまでは悩むのが楽しい時間。そこで、完成までのワクワク感を読者のみなさんと一緒に楽めたら......と思い、これからプロデュースの舞台裏をちょっとずつお見せしていきます。編集長の小野さんと交代で記事を担当しますのでどうぞお楽しみに♪

複数人のアイディアをひとつのカタチにするために

今回、「こんなバッグインバッグがあったら」という思いつきをコンセプトにまとめるまでに、私が過去に学んだ「システムデザイン・マネジメント」の考えかたを活用しました。個人のアイディアを複数人で実際の行動に移せるまで具体化する難しさは多くの人が少なからず感じているのではないでしょうか。何人もの意見をまとめるうちに最初にいいと思っていたものとはかけ離れてしまったり、言い出しっぺの目指すイメージを共有できず行き違いが起こったり。「システムデザイン・マネジメント」はアイディアをカタチにするまでのプロセスをシステマチックに管理することで、そんなトラブルを少なくすることができます。

といっても、難しいものではなくて、一つひとつの心得のような部分は普段の仕事や生活にも応用できるものばかりです。なので、私の担当回では、どのようにコンセプトをまとめていったかを実例としてご紹介していきたいと思います。自分の考えをまとめたり、関係者の意見を整理したりするときの参考になればうれしいです!

あの人の心に突き刺さる商品をつくるには?

というわけで、最初にご紹介するのは「それが欲しかったの!」と言いたくなるものをつくるための方法です。マーケティング関係の人ならご存じかもしれません。「ペルソナ」といって、架空の人物像をつくります。

現代はモノもサービスも情報もあふれている時代です。たくさんのものの中から、まさしくこれは私のためにつくられたものだと感じ、選びとってもらうには、それだけ深く相手のことを理解する必要があります。

たとえばバッグを企画するとします。「20代女性」向けという漠然とした人物像だと「かわいくて値段も手頃なバッグ」といったところにおさまりそうですが、「そろそろ職場にも慣れてきた20代の新入社員女性」ぐらいまでリアルだと、「就活バッグの次に自分の給料で少しがんばって買う大人っぽいバッグ」ぐらい特徴の際立ったバッグになりそうです。

そこで、今回はユーザーとして考えていた「リズムーン読者」「バッグインバッグ利用者」について理解を深めてみることにしました。

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以前行なったアンケートを参考にしたり、ブレインストーミングを行ったりして、最終的にでてきた人物はこんな人です。

・20代〜40代の女性で、自分の名前で仕事をしている/したい。

・取材や打ち合わせで移動が多い。レコーダーや電源などの細かい物も持ち歩く。

・なくしもの、忘れ物がないように自分の物はきちんと整理して、管理したい。

・マメに写真で記録を残し、ブログやSNSも使いこなす発信力がある。

・身だしなみもきちんと整え、スマートに振る舞いたい。

・使うものにもこだわりがあり、好きなものを持ちたい。自分らしいスタイルを大事にしている。

単に「リズムーン読者」というよりも、どんなことを感じて、どんな行動をする人なのかがハッキリしました。

大切なのは、この人物像が議論の拠り所になることです。今回はとくに名前をつけませんでしたが、仮に36歳独身エディターの新月満子さんという人だったとしましょう。「新月満子さんだったら子どものものを入れるポケットは使わないね」「新月満子さんはデザインもこだわりそう」と、事あるごとに「新月満子さん」を思い浮かべればイメージがブレることはありません。

これがもし、「新月満子さん」のような共通理解を持たずに、それぞれの考える「リズムーン読者」を思いながら意見を交わし合っていたら、だんだん誰のためのものなのかがボヤケていってしまいますよね。

まとめると、

①ユーザーを象徴する特徴をひとりの人物像(ペルソナ)にする
②何かを選択する場面では常に、その人物像(ペルソナ)に基づいて検討する

ことで、思い描いているユーザー像が違うために生じる選択のブレを防ぎ、結果として、ユーザーの心に刺さるものができるということです。

「ペルソナ」について書かれた本もたくさん出ているので、興味を持たれた方はぜひ読んでみてくださいね。

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