フリーランスのアンテナ

March 23 2016

深いセックスをして女性性を輝かせよう!〜平和環境活動家・丹羽順子さんインタビュー後編

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コスタリカでの生活についてお聞きした前編に続いて、後編では、丹羽さんが2月に出版された『"深い愛に気づく"女性のためのヒーリング』について詳しくお聞きしていきます。(聞き手:編集長・オノリナ)

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先日出版された著書『"深い愛に気づく"女性のためのヒーリング』、私もさっそく読みました。

ありがとうございます。うれしいです。どうでしたか?

「セックスの本」とお聞きしていたので、どんな内容なんだろうと思っていたのですが、いい意味で裏切れらたというか。想像していたものとはまったく違っていたというのが正直な感想です。そもそも、セックスについてそこまでじっくり考えたことがなかったんですが、自分が思っているよりもはるかに奥深くて、もっと人間のコアの部分とつながっているものなんだな、というのを初めて知りました。今回、どうしてこのような本を書こうと思われたのですか?

私も日本に住んでいたときは、そうでしたよ。それが、コスタリカで暮らすようになり、リベラルな仲間たちとオープンに深く、そして真剣に語り合う中で、心のどこかで抱いていたセックスに対する「うしろめたい」「恥ずかしい」というネガティブなイメージが「究極のヒーリング体験」というポジティブなものに変わっていったんです。

一方、日本は世界的にみてもセックスレス大国であることが、コンドームメーカーDurex社の調査などでも明らかになっています。セックスがかえってストレスになっている今の日本の状況はもったいない。セックスへの閉塞感が漂う日本に風穴を開けて、もっとオープンに語り合いたい。性生活を充実させることで、日本人女性にもっと輝いて幸せになってほしい。そういう思いから、昨年帰国したときに「聖と性」をテーマにワークショップを開催したのがきっかけで、今回の出版につながりました。

※本の中でも紹介されているDurex社の性意識・実態調査「デュレックス・セクシャル・ウェルビーイング・サーベイ2007」によると、日本人のセックス年間平均回数は48回で、調査対象国26カ国中、最も低い数値だった。

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そのワークショップのひとつに、私も参加させてもらいました。行くまでは、どんな方が参加されるんだろう、悩みやトラウマのある方が多いのかなと想像していたのですが、意外にも「もっとセックスを積極的に楽しみたい。そのための情報交換をしたい!」という方が多くて、正直びっくりしました。

そうでしたよね。もちろん、回によって参加者のカラーは違っていましたが、「性についてオープンに話し合える場が欲しい」「もっと明るく楽しくセックスを捉えたい」という欲求は、日本の女性たちの中にもあるんだなと、私も手応えを感じたワークショップでした。

本でも書かれている「スピリチュアル・セクシャリティ」におけるセックスの捉え方について改めて教えていただけますか?

セックスは、子どもをつくるためのものでも、一時的な快楽のためのものでも、愛を確かめるためのものでもなく、もっと崇高で、次元を超えてひとつになる神聖な行為という考え方です。そうしたムーブメントが、いま世界各地で起こっています。海外ではいろいろな角度からセックスを捉え、より充実したセックスライフを送るためのサポートシステムがたくさんあるんです。

そうなんですね。捉え方の違いといえば、本の中でも紹介されていた道教(タオイズム)の考え方がとても印象に残っています。

中国三大宗教である道教(タオイズム)では、「性エネルギーは人間の根源的なエネルギーであり、その充実こそが人生の質を高めるために欠かせないものである。だから、毎日Cultivate(耕す)しないといけない」と言われています。

スポーツ選手が基礎体力と筋力を鍛えてから練習に励み、食事にも気を使い、メンタルトレーニングを重ねてから試合にのぞむように、私たちはセックスの質、そしてセクシャルエネルギーを高めてよりよい人生を送るために、生活全般を見直して日々チューニング作業を行っていく必要があります。そうした心身を整えるための呼吸法やプラクティスについても本の中ではご紹介しています。

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丹羽さんが教科書にしている『The Multi-Orgasmic Woman: Sexual Secrets Every Woman Should Know (Plus)』はアメリカでもベストセラーになっている一冊。書かれている各種エクササイズをじっくりゆっくり一人で(もしくはパートナーと)実践すると、格段に身体が軽やかになり、自分の女性性に磨きがかかる感じがするそう。

知れば知るほど、奥深いです。この本を通じて、日本人女性に伝えたいメッセージを教えてください。

ひと口にセックスといっても、その内容はさまざま。また、なにかしらの理由でセックスをしない、できない状態になったとしても、それをストレスに感じてしまう必要はありません。一般的によく知られるタイプの浅いセックスを追求していっても、深く神聖で、精神の成長に達するような経験は期待できないからです。

それよりも、自分はいまどんなセックスをしているのか、そして理想はどうしたいのか、まず自分を知ることが大事。そして、それをもっとオープンに語り合ってほしい。セックスは決して陰湿でダーティで隠さなくてはならないものではありません。もっと健全なもので、私たちに愛することやつながることを教えてくれる、根源的でかけがえのない大切な行為なのです。今回の出版を機に、日本人女性のみなさんともっと議論したいと思い、Facebookに特設ページを開設しましたので、ぜひそちらものぞいてみてくださいね。

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夏に帰国される時には、リズムーンとのコラボレーションでぜひワークショップもご一緒できたらうれしいです。さらに深いディスカッションの場をつくれるとよいなあと思っています。ありがとうございました!

丹羽順子
ブルーロータスパブリッシング(インプレス) (2016-02-01)

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