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October 11 2016

「劣等感」の先にあるもの 〜 『マダム・イン・ニューヨーク』

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みなさん、こんにちは。フォトグラファーの宇野真由子です。少しずつ涼しい時間が増えてきて、秋っぽさが出てきましたね。
もう今年も残り少なくなってきましたが、やり残したことはないでしょうか?
今ならまだまだ間に合いますよ!(笑)
今日は何かにチャレンジしたい気分になる映画をご紹介します。
インド映画の『マダム・イン・ニューヨーク』です。

インドのごく普通の専業主婦「シャシ」が主人公です。
インドの人は英語が話せるのが普通だそうですね。家族は皆英語が話せるのに、シャシだけが話せない。それだけでこんなにバカにされるの?というくらい、家族にも見下されています。
旦那さんには「取り柄はおかし作りだけ」なんて言われ、参観日に学校へ行くと会話が聞き取れず、娘に「恥ずかしい」と言われてしまいます。

そんな中、親戚の結婚式を手伝うため、1人で先にNYに行かなければいけない事態に。なんとかNYに着きますが、カフェでオーダーすらできず、家族の会話さえ聞き取れず、居場所がなくて辛い毎日です。

そんな日々から抜け出すため、偶然目にした英会話スクールに思い切って通うことにします。しかも皆には内緒で。
そのスクールにはさまざまな国の、シャシと同じレベルの、英語にコンプレックスを抱えた人が集まっていました。ここで英語や友人たちとの時間を楽しむようになり、どんどん生き生きとしてくるシャシ。

そこへ、結婚式が迫り、インドから家族がやってきます。

涙が出るハッピーエンド

勘の良い方は予告編を見て、ラストがどうなるか想像がついたかもしれませんね。
いたってシンプルでわかりやすいストーリーですが、実はさまざまなテーマが隠されていると思います。人種間の差別や、家族でさえも優劣をつけてしまう人の愚かさ。自信を持つことの難しさや、母も1人の女性であり、思うように生きて良いのでは?そして誰もが認めてほしい、必要としてほしいと願っている、などなど。そんなことを感じ、ハッピーエンドながら涙が出てしまいました。

人のことを応援できる人でありたい

英会話スクールの皆も素敵な人ばかりなのですが、中でも好きなのがNY在住のシャシの姪っ子です。この子がシャシの勉強を皆に内緒で手伝い、応援し、支えます。とてもキュートで頭も良く、「自分の人生を生きて」ということをシャシに伝えます。

人生には(シャシの夫のように)ブレーキをかけてくる人もちょくちょく現れますが、できたらこの姪っ子のように、前向きに応援してくれる人を味方につけた方が良いと思います。特にシャシが「英語を学ぶ」ということに関しては、誰かに迷惑をかけるわけでもないですし、旦那さんの「奥さんはこうあるべき」という概念にはめられているだけです。
旦那さんは優越感に浸りたいようにも見えますし、結局自信がないことの裏返しだったんだなということがラストでわかります。純粋に心配だから、という以外で応援できないという場合は、自分の心に何かがあるということ。
できるだけ人のことを応援できる自分でいたいものです。

自信は大切

上に「誰もが認めてほしい、必要としてほしいと願っている」と書きましたが、人だけでなく、自分が自分自身を肯定でき、好きでいられるかというのも大切です。でもこれがなかなか難しいのではないでしょうか。

というのも、私は子どもの頃から劣等感が強く、自分のことが好きではありませんでした。でも大人になり、様々なチャレンジと失敗、克服を繰り返すうちに、
少しずつ、最近やっと自分のことを見直せるようになってきました。前は「できなかった・・」とへこんでばかりいたのが「チャレンジしただけえらい!」と思えるようになったり。大人になって諦めがついたというのも大きいのですが・・。自分を否定するクセがある方はそれをやめてみるだけでも何かが変わるかもしれません。

最近の風潮だと「できないことはやらない」「長所を伸ばす」というのが主流なように思います。それでももちろん良いのですが、苦手なことにあえてチャレンジすると、思わぬ扉が開くこともありますよ。(私にとってのフルマラソンのように)

興味はあるけど、でも・・というものがある人は、やるだけやってみてはいかがでしょうか?人生のネタが1つ増えます!

161005uno.jpg今日の写真はこの映画を初めて見た時の爽快感をイメージして選びました。
『マダム・イン・ニューヨーク』は映像も美しく、音楽もすごく良いので、楽しく観れる映画です。インド映画といえば、のダンスもラストにありますよー。
色彩が鮮やかで、そしてシャシの瞳がとにかくきれい!
NYが舞台ということもあり、こってり感も薄いので、インド映画に苦手意識がある方もぜひ!

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