田舎で大切な年越しと年明けの儀礼とは?新年の抱負も公開

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こんにちは。Farm Rootsの佐藤亜弥美です。

田舎暮らしでは、都会の生活と比べると、年越しと年明けが、思いのほか重要視されています。ここ恵那市でも感覚の差があり、恵那中心部の人よりも郊外(農村部)の方が年末年始の儀式・儀礼を大切にしているようです。
世界中どこへいっても、古い文化は奥地で残っているもの。ここ恵那市笠置町は日本の中でも伝統的な文化を大事にしている数少ない地域のひとつです。

年末年始の儀礼がとにかく多い

盆暮れ正月という言葉からも分かるように、お盆や暮れ・正月(年末年始)は1年の中でも大切な時期です。年末年始はそのなかでも1年無事に過ごせたことを感謝したり、来年も元気に暮らせるよう、また豊作でありますようという祈りをする節目の時期なのです。

とくに昔は、年明けに家族そろって誰もが1歳年を取るという「数え歳」の文化がありましたので、大みそかは「年取り」といって家族で過ごして、今年も1歳年を取れたということに感謝する大切な儀式がありました。

我が家の年取りの儀式を20日から追ってみましょう。

20日~28日 前年のしめ縄をはずし、新しいしめ縄を飾る
       餅をついて、鏡餅や丸餅・切り餅を作る
       門松を立てる

28~30日  おせちの準備をする

31日     大根ザヤという汁物を作る
      神様に供えるご飯の準備をする
      家の中や外の神様各所にご飯を供え、お風呂に入った人からお参りをする
      おせちやその他ごちそうを家族で食べる

1日    お雑煮や残りのおせちを食べる

笠置町近辺では、おせちは31日に食べるのが普通です。なぜならおせちは「年取り」のためのごちそうだからです。

子どものころは「なんだか面倒な儀式だなあ」「この現代に神様にお供えなんて野蛮だ」なんて思っていた年末年始の儀礼ですが、最近いろいろと文化について勉強しているうちに、こんなことを考えました。

「人は文化的にも多様性がないと生き残れない生き物だ」
「儀礼は自然と人を結びつけるもの」
「文化はアイデンティティである」などなど、色々な考えが沸き起こってきました。

ここに移住するまでこんな風に儀礼と向き合ったことはありませんでした。

そんな考えが湧いてきたこともあり、しめ縄を隣のおじいさんに習ったり、土地のご老人の昔話を聞いたりと、前よりも積極的に文化に関わっています。子どもたちにとっても、こんな風に消えかけている文化に触れられる経験は素晴らしいものです。
生の伝統・文化に触れられるのも田舎暮らしの恵みたるもの。子どもにこの素晴らしい文化を繋げていける「伝え手」になりたいな、とも思います。楽しみながら守っていきたいと思います。

しめ縄をつくりながら考えた今年の抱負

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私は手仕事をしながら何か考えごとをするのが好きなのですが、しめ縄はまさに来年への祈りそのものですね。手のひらで藁に撚りをかけながらしめ縄を編んでいると、今年の出来事への感謝、そして来年への祈りが自然と出てきます。これはしめ縄セラピーでもできそうだ、と考えつつも......。

そんなわけで去年の記事でも「今年の抱負」を公開したと思いますが、2017年の抱負も公開します。

  • お野菜定期便の量を昨年の2倍にする
  • お茶に関するイベントを春・冬の2回する
  • スープの出店を年6回以上
  • wwoofを始める
  • 古民家お泊りイベントを企画する
  • 哲学カフェ@FarmRootsを企画する
  • 副業を軌道に乗せる

いつもの通りやりたいことがたくさんあります。イベント企画が大好きなのです。ちなみに副業というのは去年からちょこちょこ準備しているのですが、冬仕事を作りたいという思いと、詩や絵が好きなので文具にかかわりたいという思いが重なって、「おとりよせ輸入万年筆屋・Il Duomo」を始めました。
こちらももちろんフリーランスなので、軌道に乗るまではリズムーンを参考に頑張りたいと思います!

1月の1品レシピ

インフルエンザが流行ったり、体調を崩しやすいこの季節。秋に収穫されたショウガをペーストにして、ちょこちょこ食べ。これで体温を上げて感染症予防しましょう!

ジンジャーペーストとジンジャースコーン

20160106_sato_2.jpg●材料(8個分)

ジンジャーペースト

ショウガ 150g
水 150cc
キビ糖 100g
シナモン 少し
胡椒 少し
カルダモン(あれば) 少し
アニスシードパウダー(あれば) 少し
レモン果汁 1滴

ジンジャースコーン

薄力粉 280g

キビ糖 40g

ベーキングパウダー 4-5g

 ひとつまみ

可塩バター 60g

牛乳 100cc

卵黄(Mサイズ) 1個分

ジンジャーペースト 大さじ2

打ち粉用強力粉

表面に塗る用牛乳


●作り方

1. ジンジャーペーストを作る。材料をすべて加え、とろ火で30分煮込み、冷めたらミキサーでペースト状にする。

2. スコーンを作る。薄力粉・ベーキングパウダー・キビ糖・塩をふるっておく。

3. バターを小豆大にサイコロ切りして、粉類とまぜて、バターを指でつぶしながら粉状にしていく。

4. 卵黄とジンジャーペースト、牛乳を泡だて器で混ぜておく。

5. 3の粉類と4の卵液を合わせて、ひとかたまりにし、20分寝かせる。

6. 打ち粉をつけてめん棒で1.5センチの円に伸ばしたら、8等分する。表面に牛乳を刷毛で塗る。

6. 180度のオーブンで20分焼く。ジンジャーペーストを合わせて供してください。

ジンジャーペーストは、お湯を注いで生姜湯にもなりますし、ミルクティーに入れてチャイ風にも。役立ちますのでぜひ常備してみては。

【Farm Rootsからのお知らせ】

Farm Rootsではお野菜詰め合わせセットを宅配でお届けしています。農薬や化学肥料を使わず自然の力いっぱいで育てる旬の野菜を食べて、元気な体で元気に働きませんか?一度お試ししていただくお試し便のほか、会員になっていただく定期便もございます。くわしくはブログにて。お野菜定期便の詳細はこちら→お野菜定期便について

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佐藤亜弥美

Writer 佐藤亜弥美

高校卒業後に横浜へ。アフリカテント旅、登山用品店勤務などを経て恵那市笠置町へ夫と共にUターン。有機農法の健康な野菜を提供するFarm Rootsを立ち上げ、子育てしながら農作業に勤しんでいる。
夢は農家民宿開業と、有機農法のノウハウを途上国に伝えること! Farm Rootsはいつでも遊びに来てくれるお客さんを待っています。
http://blog.livedoor.jp/farmroots/

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