おもてなし乾物ごはん

March 15 2017

春の苦味を爽やかに摂り入れる!フキノトウの青のりフリット

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山あいの藤野は、冬は日照時間が少なく、寒さも厳しいものでした。
4月に入ったら、朝から夕方まで日が差し込み、お日様のありがたみをひしひしと感じています。

友人の家から移植したふきからは、フキノトウが2つだけ顔を出しました。
春は苦味を盛れ、という言葉があります。
冬の間、体温を逃さないようできるだけ体を動かさず、秋にたくさん食べて栄養を蓄えるクマ。
冬眠から覚めると、まずフキノトウを食べるのだそうです。

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春になって新陳代謝が活発になると、体の中では冬にため込んだ脂肪や老廃物を排出しようとします。
冬から春へ、体をシフトするために、山菜の苦味がその働きをスムーズにしてくれます。
この時期は、花粉症などにも悩まされますが、体にため込んだものを苦味でうまく排出できるといいですね。

以前に住んでいた地域では、あちこちの直売所でフキノトウが売られていました。
藤野では、まだなかなかみつからない...と思っていたら、近所の山でとったからと、ビオ市の帰りにおすそ分けをいただきました。

この地域では、物々交換が盛んで、銀杏や大豆、果物をいただいたり、車に乗せてもらったらお礼に自家製のおみそを差し上げたり。
よろず屋という地域通貨のメーリングリストで発信して、助けていただくこともしばしばです。

引っ越してきたとき、うっそうとしていた庭の手入れを手伝っていただいてお礼にランチをふるまったことも。
まな板の削り直しをしていただいたり、娘のおさがりを差し上げたり、お金を使わずに豊かな暮らしができるのです。

街にはスーパーが一軒しかなく、車に乗れない私には不便なところもありますが、みなさんに助けられて心地よく暮らしています。

不便さを生かして、野菜はほとんど地物でまかなう我が家の食卓。
これからの季節は、山菜の恵みをいただくのが楽しみです。

今回は、いただいたフキノトウを使った優しい苦味の一品をご紹介します。


フキノトウの青のりフリット

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<材料>
フキノトウ(洗ってガクをとる)100g
小麦粉            40g
コーンミール         10g
ベーキングパウダー      小さじ1/2
青のり            5g
塩              ひとつまみ
水              60cc
オリーブオイル        適量


<作り方>

1. ボウルに小麦粉、コーンミール、ベーキングパウダー、青のり、塩、水を入れて泡立器で混ぜる。
2. その間にオリーブオイルを鍋底から1、2cm入れ、中火にかける。
3. 1にフキノトウを入れて衣を薄くつけ、180℃でカラリと揚げ焼きする。

青のりを入れることで、フキノトウの苦味がやわらぎ、爽やかな一品です。青のりはお好み焼きや焼きそばだけでなく、揚げ物に入れて磯辺揚げにすると海のような香りが楽しめます。サラダや蒸し野菜、和え物、卵焼きやおにぎり、納豆、とろろなど、少し入れるだけで香りが豊かになるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

衣に卵を使わず、コーンミールを使って軽さと甘味を出していますが、手に入らなければかたくり粉を使ってもOK。ベーキングパウダーが入っているので、ボウルに材料を合わせたらすぐに揚げはじめるのがコツ。中はフワフワ、外はカリカリ!に仕上がりますよ。

フキノトウは前日に洗ってザルで乾かしておけば、揚げるときにはねる心配がありません。油は菜種油などほかの油でも良いですが、オリーブオイルを使うことで洋風フリットに。小さめの鍋に1~2cmのオリーブオイルを入れ、揚げ焼きで十分カラッと仕上がります。

この時期に一度は食べておきたいフキノトウ。
手に入ったら、ぜひお試しくださいね。

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