将来に不安を感じているフリーランスは必読!『マンガ 自営業の老後』

みなさん、こんにちは。フォトグラファーの宇野です。
今日は、多くのフリーランサーにぜひとも読んでいただきたい一冊を紹介します。ズバリ、『マンガ 自営業の老後』です。

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なんて恐ろしいタイトルなんでしょう。
気になる......。でも読むのが怖い......。
思い切って開いてみると、マンガであることと、著者である上田惣子さんの楽しいキャラクターにホッとさせられ、スイスイ読み進めることができます。

上田さんは、フリーランス歴28年、53歳のベテランイラストレーター。仕事の依頼は断らず、締め切りはきっちり守り、真面目に働いて、たくさんの仕事をされてきました。でも40代も残り少なくなった頃から仕事が減り始め、いつのまにか年収は半分に。それでも現状を認められず、貯金を切り崩しながら暮らしていましたが、ある日、自分が関わった本が本屋に1冊も並んでいないことに気づき、現実から目をそらせなくなるのです。そんな時に編集者さんにこの本の執筆を依頼され、さまざまな自営業者を取材することに。

「今からでも備えられる」役立つ事例が満載

本には、老後に備えまくっている30代のデザイナーさん、とくに備えていない60代のライターさん、80代にして自営する飲食店で働く女性が登場します。働き方も年収も人それぞれ。そんな自営業者たちが、老後の生活費をどのように用意しているのか、働けなくなった時のためにどう備えているのかなどがリアルに紹介されています。

そして、お金の管理や手続きが苦手で、実は年金を払っていないという超ズボラな性格の上田さんが、自営業者を守ってくれる国の制度や対策を学びながら、専門家のアドバイスのもと、老後に備えていく様子も詳しく紹介されています。年金や税金のことをよく知らない人の目線でわかりやすく描かれていて、「今からでも備えられる!」と思わせてくれる心強い内容になっています。

自分のスタイルに合った前向きな備えが大事

この本を読んで改めて感じたのは、いつまでも今のペースで仕事が来るわけではないという現実と、仕事が来たときにそれを受けられるように健康な状態でい続けることの大切さです。上田さんも乳がんを患い、仕事ができない期間があったそうです。私はまだフリーランス2年目なので、備えよりも仕事を増やすことを優先させていましたが、いつ何があるかはわかりません! 今後は攻めと守りを同時にやっていかねばと学びました。

また、本に登場する人それぞれが自分に合った働き方や備えを納得して選んでいて、幸せそうだった点も印象的でした(ここが1番大事だと思います)。備えのために我慢だらけ、ストレスだらけになっては意味がありません。

自分に合った生活を維持できるよう、そしていつまでも幸せに働き続けられるように私も頑張ろう!とやる気が出た1冊でした。

170507uno_02.jpg今月の1枚は花の向こうから光が差してきている写真です。不安や悩みははまってしまうと堂々めぐりになりがちですが、きちんと向き合い、原因を突きとめれば、意外とすぐに光は見えるのではないでしょうか。そんなことを思って選んでみました。

この本は、こんな人におすすめ

・将来が不安な人
・備えが大切だとはわかっているけど、面倒臭いという人
・自営業を続けていこうか迷っているという人

『マンガ 自営業の老後』を読んで不安を解消して、楽しく働き続けましょう!


宇野 真由子

Writer 宇野 真由子

1979年生まれ。北海道出身。ビジュアルアーツ大阪校写真学科卒業。
写真専門ギャラリーでの勤務を経て、沖縄に移住。撮影会社にてブライダルを中心とした人物撮影や商品撮影等に従事。2015年秋に大阪へ戻り、フリーランスとして活動開始。撮影以外にも、写真教室・ワークショップ等、写真の楽しさを広める活動も開催している。
http://unophotoworks.top/top/

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