地元企業のWeb制作を多数、手掛けているWebデザイナー佐々木恵さん@静岡県

地方で働くってどんな感じ? 地域ならではのフリーランス事情を知りたい!
「地方フリーランス生活」では、自分らしいスタイルで働く地方フリーランサーに、地方で活動することのメリットやデメリットのほか、日頃心がけていることなどを伺います。今回は静岡県で活動されているWebデザイナーの佐々木恵さんにお話をお聞きしました。

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■佐々木恵さん プロフィール

活動地域 静岡県
フリーランス歴 6年
職種 Webデザイナー
経歴

2002年より自身でECサイトの制作・運営を行ったのち、企業のWeb担当者として企画・制作・運用などWebにかかわるあらゆる業務を経験。2011年からはフリーランスのWebデザイナーとして活動を始め、技術書の執筆やWeb活用のためのセミナー講師なども行っている。

佐々木恵のブログ

フロントワーク

現在のお仕事内容を教えてください。

主に、企業からの依頼でWebサイトを受託制作し、企画・提案・デザイン・構築・保守管理まで基本的に1人で行っています。また、広告代理店やマーケターなどのパートナー企業から部分的な業務を請け負ったり、Webに関する書籍の執筆や講師などを行ったりしています。

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佐々木さんが代表を務める「フロントワーク」のウェブサイト

フリーランスになる前は、どのような仕事をされていましたか?フリーランスになったきっかけを教えてください。

20代前半は、夫の協力のもとでヨーロッパのインポートもの中心の女性向けアパレル店を経営しており、店のWebサイトを独学で作ってオンラインショップの運営をしていました。その後、第一子の妊娠を機に、実店舗・オンラインショップともに閉店したのですが、Webサイト制作や運営に面白さを感じていたため、今度はWebにかかわる仕事をしたいと思うようになりました。その後、Web制作の下請け業務や夫の経営する会社でのWeb担当を経て、2011年にフリーランスのWebデザイナーとして活動を始めました。

地元と地元以外のクライアントの割合は?

県外:静岡=1:9

はじめは、ブログ経由で全国から仕事の依頼を請けていたのですが、県外のクライアントの割合は年々減っていて、今は9割方が県内のクライアントです。フリーランスになって3年目頃に、もっとクライアントに近い位置で仕事をしたいと思い、「FRONT WORK」という屋号で地元向けに活動をはじめました。それが実を結んで地元のクライアントや制作会社さん、広告代理店さんとつながりができ、地元企業のWeb制作に多く関われるようになりました。

現在、仕事はどのように取ってきますか? 営業スタイルなど工夫はございますか?

営業をしたことはありません。新規の案件については、ブログやホームページの問い合わせから受注につながることがほとんどです。書籍の執筆の依頼を請けることになったのも、ブログがきっかけです。この話をするとなぜか驚かれることが多いのですが、私自身がWebで集客できていなかったらダメですよね(笑)。

また、長く続けるごとに既存のクライアントからの紹介や、継続した案件も増えてきています。

どこか他の場所で働いてみたい、と思ったことはありますか?

私は北海道で生まれ、子どもの頃に親の都合で静岡に引っ越し、そのままずっと住み続けています。なぜ他の土地に移住しないのか、深く考えたことはありませんでしたが、両親もいるし学生時代の友人もいるし、首都圏へのアクセスもいいですし、きっと住み心地がいいのでしょうね(笑)。

会社勤めをするのであれば、首都圏のほうが面白い仕事が多くありそうで魅力的ですが、フリーランスの場合は自分で仕事を選ぶこともできるので、どこに住んでいるかはあまり問題ではないように思います。

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地元で撮影した富士山

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自宅から見える雨上がりの夕焼けが好きです。

現在の土地で働くことの魅力を教えてください。

地域性なのかはわかりませんが、おおらかでやさしい人が多いです。スケジュールに関してもこちらのペースに合わせてくださる方がほとんどで、本当に助かっています。

また、競合があまり多くないので、私のようなフリーランサーでも比較的大きな企業から直接声をかけてもらいやすいことも魅力のひとつだと思います。

遠方のクライアントとスムーズにの土地で働くことを選んで良かったこと、悪かったことは?

遠方のクライアントの場合は、メールや電話でのやりとりが中心になるため、はじめにスケジュールをきちんと提示し、こまめに進捗を報告するよう心がけています。

今お住まいの土地ならではのリフレッシュ方法があれば教えてください。

私の住んでいる富士市には、自然が多く広々とした公園がたくさんあります。運動不足になりやすい仕事なので、ときどき近くの公園にウォーキングに行って、季節の花や富士山を眺めてリフレッシュしています。

また、車で1時間程度で行けるレジャー施設がたくさんあるので、休みの日には子どもたちと思い切り遊んでいます。

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朝の散歩で、テントウムシを発見

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富士宮市にある富士花鳥園で記念写真

現在の課題がございましたらお聞かせください。

年々仕事の量が増え、業務の範囲も広がり、1人では対応が難しくなってきているため、何かしらの対策が必要だと感じています。何が自分にとって最善の選択であるか、模索している最中です。

今後の目標をお聞かせください。

心身ともに健康で、できるだけ長く楽しく働き続けることが目標です!

最後に、地方で働くことに興味のあるフリーランサーへ、メッセージをお願いします。

インターネットがあれば、どこに住んでいても活躍できる時代だと思います。自分の得意分野を磨き、情報発信することで大きなチャンスが舞い込んでくることもあります。ぜひ、Webを上手に活用して欲しいですね。

※この連載のバックナンバーはこちらからご覧ください。

曽我 美穂

Writer 曽我 美穂

子どもの頃から環境に関心を持ち続け、現在はエコライター・エディター・翻訳家として独立。環境に関する雑誌やWebサイトでの執筆、翻訳、書籍編集、フェアトレードカタログの企画編集のほか、環境NGOやNPO法人の広報活動にも関わる。また、2年前から地元の公民館や自宅で、こども英語教室の運営も行っている。私生活では2009年生まれ、2012年生まれの二児の母でもある。

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