稼ぐ力を身につけたいなら『それ、売りますか?貸しますか?運用しますか?無料という手もありますよ』

皆さん、こんにちは。フォトグラファーの宇野です。
私事ですが、この秋でフリーランス生活3年目に入り、今後のことをますます考えるようになりました。カメラマンは体力仕事。 40代・50代を見据えた時に、今の働き方では身が持ちません。長くフリーランスでい続けるためには? 自分にできることって?とずっと考えてきたのですが、この本を読んで方向性が見えた気がします。
今回ご紹介する本は、『「稼ぐ力」を身につけた9人のビジネスストーリー それ、売りますか? 貸しますか? 運用しますか? 無料という手もありますよ。』です。
171004uno02.jpg著者は社会人向けの金銭教育を行う「ファイナンシャルアカデミー」という学校を運営されている泉正人さんです。
やりたいことを仕事にするには「稼げるビジネスモデル」を考えることが何より大切。そしてそのためにはタイトルにある「それ」=「自分の強み」を見極め、適切に売ったり貸したり、運用したりする必要がある、というのがこの本の内容です。実際に商売をしている人たち、これから始めようとしている人たちが登場し、泉さんがアドバイスを行う対談形式で進んでいきます。カフェ運営や民泊、ネット販売や個人向けスタイリストなどさまざまなパターンが載っているので面白いですよ。

稼ぐ方法を具体的に考える

では、具体的な考え方ですが、自分の強みと、それを求めている人は存在するのか?を考えることが第1ステップ。見極めた後は、その強みを元に「どういう仕組みで稼ぐか」を選ぶと良いそうです。 仕組みは大きく3つに分けられます。

①強みを「売る」
生み出した商品やサービスを直接売って、その代金として対価を得る


②強みを「貸す」
生み出した商品やサービスを誰かに貸して対価を得る


③強みを「運用する」
生み出した商品やサービスを使ってさらに発展性のある仕組みをつくる


画家で例えると、絵を描いて「売る」、絵を飾りたい人にレンタルするのが「貸す」、画家仲間たちと一緒に作品をアートイベント運営会社などに貸し出し、売れた分一定率を収益として得るのが「運用する」にあたります。

無料サービスをどう使い分けるか?

そしてタイトルにある「無料」ですが、これも3種類あるそうです。

・商品、サービスを「初回」無料で提供する(試供品や試食など)
・「一定期間」無料で提供する(アプリやGmailなど)
・「永久に」無料で提供する(フリーペーパーやテレビ視聴など)

これらは広告宣伝効果があり、集客方法として使えるそうです。カメラマンの例では「撮影は無料、買ったら有料」という方法が紹介されていました。イベントなどで撮影したものを後日ネットで販売する方法です。考えてみれば既に結婚式などでも取り入れられていますね。それを応用すると新たなサービスに繋がるということです。

自分の方向を考える上で大事な3つのポイント

自分の方向性を考える上で大事なのが「アービトラージ」「スパイキー思考」「AMループの法則」という言葉です。

「アービトラージ」とは、金融用語で「差の取引」を表す言葉だそうです。「人とは違う差」、しかも利益を生み出せる差を見つけ出す能力こそが「ビジネスセンス」なのだとか。世の中でヒットしているものの「他との差」をじっくり考えると参考になりそうですね。

「スパイキー思考」とは、強みの中でも特に強みとなる部分のこと。メニューを充実させることより、強みに特化してそこの質を高め、単価を上げていく方法を指します。

「AMループの法則」とは「Asset(資産)=強み」と「Market(市場)=ニーズ」を自分に問い続け、ぐるぐると考え続けることで「何が売れる強み」なのかが明確になっていくというものです。頭の中が散らかっていた私ですが、AMループを書き出しながら考えたところ、整理できました。

私の場合は、他の身近なカメラマンと比べて何がアービトラージになるかというと、写真を教えてきた経験値だと思っています。個人・企業問わずさまざまな形で行ってきたことと、それぞれの希望に合わせた内容を提供できるのが強みと言えそうです。あと、講座内では撮り方だけでなく目的に合った写真の提案もさせて頂いています。それを活かして「HPの写真を変えたいけどどんな写真が良いのかわからない」という方へは提案型の撮影も行っていきたいですね。総合すると写真のアドバイザー的なところでしょうか。具体的にはまだ練る必要がありますが、やるべきことが見えてきた気がします。

この本には最後にこのようなことが書かれています。

自らの才能の見つけ方。それは自分が今やりたいと思っていることで周囲の30人の中でナンバーワンになれるか?と自分に問いかけるということです。30人のナンバーワンとはつまり、上位3%。そこにお金の知識を組み合わせていくことでビジネスは軌道に乗っていくのです

どうお金に繋げていくかはこの本にさまざまな例が紹介されています。ぜひ参考にしてみてください。

171004uno01.jpg今回の写真は雨上がりの水たまりに写り込んでいる花畑です。
「既にあるもの(持っているもの)を見つけ出し活かす」というのがこの本に書かれていることなので、これにしました。目の前の景色でも、見方を変えると思わぬ発見がありますね。

この本はこんな人におすすめ

・売上を伸ばしたい人
・これから何かビジネスを始めたい人
・自分は何が得意なのかわからないという人
・好きなことをお金に繋げられていないという人

宇野 真由子

Writer 宇野 真由子

1979年生まれ。北海道出身。ビジュアルアーツ大阪校写真学科卒業。
写真専門ギャラリーでの勤務を経て、沖縄に移住。撮影会社にてブライダルを中心とした人物撮影や商品撮影等に従事。2015年秋に大阪へ戻り、フリーランスとして活動開始。撮影以外にも、写真教室・ワークショップ等、写真の楽しさを広める活動も開催している。
http://unophotoworks.top/top/

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