早起きと人生の波には相関関係があった

今、空前の朝活ブームといっても過言ではない。平日、休日問わず、都内のカフェで開かれる朝食会には、早朝にも関わらず多くの人が集まり、出社前の貴重な時間を利用してさまざまな情報交換を楽しんでいる。
その朝活ブームの火付け役ともいえる本、『「朝4時起き」ですべてがうまく回り出す!』の著者・池田千恵さんは、本のタイトル通り、朝時間を使って夢を現実化させてきたひとりだ。自身の人生大逆転ストーリを惜しみなく披露し、朝の時間を活用して効率的に結果を出すためのヒントが満載の著書は、出版から1年たった今でも売上は右肩上がり。まもなく7万部を突破するという。
池田さんが早起きに目覚めたのは、19歳のときの浪人時代。大学受験に二度失敗した後、半年の早朝勉強で、見事、慶應義塾大学総合政策学部に入学を果たした。大学卒業後は、起業家精神を学ぶために「ワタミ」に入社。その後、就業前の30分という朝時間を有効活用して仕事力を伸ばし、大手外資系コンサルティングファームに転職。資料作成部門でコンサルタントの思考過程を共有し、形にしていく一連の作業を追体験しながら、図解やプレゼンテーションのスキルを磨いた。
この頃から、朝4時起き生活が習慣となり、朝の時間を利用して大好きな食関連の資格勉強を続けていた。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル、ビアテイスター、酒匠......と取得した資格は多数。会社員の傍ら、週末は自宅でパン教室やチーズ教室も開いていた。
朝時間を活用することで、自分の道を着実に切り開いてきた池田さん。ある時、「大好きな食の分野で本を出したい」という想いを胸に参加した出版セミナーで、自分の強みは朝4時起きだということに気づく。「早起きは自分にとって、当たり前のことだったんですが、まわりの人からびっくりされて。それまでの人生を振り返ってみたら、朝早起きしている時と人生がうまくいっている時には確かに相関関係があったんです。出版セミナーが終了する半年後には、レシピ本ではなく朝4時起きの本を出版することになっていました(笑)」
出版が決まったのをきっかけに、悩んだ末、6年勤めたコンサルティングファームを退職。池田さんは、フリーランスの道を進み始める。

























