記帳指導サービスで経理業務も安心!

こんにちは。ファイナンシャルプランナー(FP)の氏家です。
前回、独立開業時には「青色申告」を選びましょうとお話しました。ただし、青色申告をするためには、複式簿記できちんと帳簿をつけることなどが義務付けられています。

 そもそも好きなことをやりたくてフリーランスの道を選ぶというもの。そのため、「お金のことはよくわからない」「面倒くさいのはイヤ」という理由で、あまりよく考えることもないまま白色申告を選択しているケースも少なくありません。税金面でのいろんなメリットがあるのに、もったいないですよね。

 そこで今回は、簿記会計の知識がない人でも安心の記帳相談サービスをご案内したいと思います。

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開業初年度のみの特権! 記帳指導サービスって?

 開業届けを税務署に出すときに「青色申告」を選択すると、税務署で「記帳指導の希望表」をもらえます。そのときに「記帳指導を希望する」に丸をつけて提出しておきましょう。
年に4回程度(1回60分~90分程度)、記帳の仕方から決算方法まで教えてもらえます

 何人かで受講する教室形式もありますが、自分のペースで質問しやすいマンツーマン指導を受けるのがオススメ。基本的に、記帳の仕方がわからない人、初めて記帳をする人向けのサービスなので、どんなことでも恥ずかしがらずに質問しちゃいましょう。無料で指導が受けられるのはありがたいですね。

記帳指導サービスは、どこで受けられる?

 そのほか、記帳指導サービスを受けられるのは、(1)税務署(個人課税部門・記帳指導担当)、(2)青色申告会、(3)商工会議所の3団体です。3団体ともそれぞれ役割は少しずつ異なりますが、記帳相談についてはほぼ同様のサービスが受けられます。

 青色申告会は、その名の通り青色申告を普及するための会で、全国各地に存在しています。商工会議所は、地域の中小企業や個人事業主のための経済団体で、経営安定のために記帳相談員による記帳相談を行っています。青色申告会も商工会議所も月会費1000~2000円程度での入会を勧められることがありますが、必ずしもすぐに入会しなくても大丈夫。今後も継続的に記帳の相談をしたい、経営相談などのサービスを受けてみたいと思ったら、加入を検討してみましょう。

 記帳相談を受けるためには、納品書・請求書・領収書などをきちんと保管しておきましょう。開業届を出す前の、開業準備にかかったお金についても領収書を保管しておくといいでしょう。

個人事業主向けの会計ソフトを使ってみよう!

 日々の記帳については会計ソフトにお任せすると簡単です。わずかなポイントを覚えて入金額や出金額を入力していくだけで、ソフトが自動的に複式簿記の形式で振り分けてくれるので、特別な知識がなくても大丈夫です。会計ソフトというと企業向けが一般的ですが、最近では、「やよいの青色申告」のように個人事業主向けに機能を絞り、その分、価格も抑えた会計ソフトも出ていますよ。ソフト代としては、1万円くらいの予算を見ておけばいいでしょう。

 次回は、仕事のお金と暮らしのお金をスッキリ分けるお話をする予定です。おたのしみに!

今回の3つのポイント

  • 知識がなくても大丈夫。無料の記帳相談を受けよう
  • 記帳相談は、税務署、青色申告会、商工会議所で受けられる
  • 日々の記帳は会計ソフトで。個人事業主向けなら価格も安い
氏家 祥美

Writer 氏家 祥美

ハートマネー代表
働く女性、働きたい女性に向けて、お金の基礎知識をわかりやすく伝えている。女性誌にも多数登場。オールアバウト「女性のためのお金の知識」ガイド。『貯める!貯金0円からのお金持ち入門』(主婦の友社)監修ほか。
https://www.heart-money.net/

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