みんなに聞いた!フリーランスの経費はどこまで認められる?

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの氏家祥美です。

フリーランスとして働くようになり、記帳作業も自分でやるようになると、経費についてさまざまな疑問がわくようになりますね。今回は、フリーランスとして活躍している方々に経費についてのアンケート調査を行いました。こんなものまで経費になるんだ!というヒントを一つでも見つけていただけるとうれしいです。

ただし、経費についての解釈はそれぞれの業種や仕事のやり方などによっても異なりますから、ここでご紹介したことが必ずしも認められるとは限りません。詳しくは税務署の記帳指導などを利用して確認してみてくださいね。

c kuppa - Fotolia.com ひとりカフェの代金は、経費として計上してもよい?


原則として、必要経費として計上するためには、
(1)仕事のために使った経費であること
(2)金額や使い道を証明できる領収書があること

の2点が重要になります。

例えば、ひとりでカフェで食事をする場合には必要経費とはなりませんが、同じカフェでも取引先とビジネスランチをするなら必要経費となります。後からでも説明しやすいように、領収書に取引先名や利用目的を明記しておきましょう。

では、書店で仕事用の書籍を買うついでにファッション誌を同時に買った場合どうなるでしょうか? ファッション誌はファッション関連の仕事をしている人には必要経費になりますが、そうでない人にとってはプライベートでの支出となりますよね。一枚のレシートに仕事とプライベートの支出が混在している場合には、赤ペンで仕事用の支出に印をつけるなどして、わかりやすくしておきましょう。

イベントレポート、旅行、マネーまで、幅広く取材して記事にするライターYさんは、取材に行くための交通費、イベントのチケット代、書籍代、取材や打ち合わせで使用したカフェ代など、かなり広範囲に渡って必要経費として認められているとうれしそうに教えてくれました。好きなことを仕事に変えたYさんならではのケースと言えるのでしょう。

自宅を事務所として使ってるイラストレーターのKさんは、自宅の水道光熱費の20%を経費として計上しています。20%という割合は、自宅全体と事務所用の部屋の面積の割合から決めたそう。フリーランスになってからは、さらにパソコンやソフトの購入費、毎月の携帯電話の通話料なども経費にできています。

売れっ子講師として活躍しているRさんは、仕事関係のパーティによく招かれます。パーティに着て行くドレスは着まわしが難しいということで、専門店でレンタルしています。こうしたドレスのレンタル費用や美容院にかかる費用も必要経費として認められています。日常的に着るビジネススーツは経費になりにくいですが、パーティという目的がはっきりしているため経費になりやすいということでした。

経費の計上には領収書やレシートがあることも重要ですが、葬儀の香典や結婚式のご祝儀などのように、領収書がなかなか貰いにくい経費もありますよね。こうした時は自分で出金伝票を切って、いつ、何のために、どこへ、いくらの出費があったのかを明記しておきましょう。招待状なども併せて取っておくといいですよ。

編集部のひとこと


さらに詳しく知りたい方は、『フリーのための青色申告デビューガイド 改訂版』第6章の「経費を記帳しよう!」が、勘定科目ごとに詳しく書かれていてとても参考になりました(業種によるかもしれませんが......)。確定申告シーズンにも大活躍する一冊です。

フリーのための青色申告デビューガイド改訂版!!
はにわ きみこ
情報センター出版局

最後に

1年間にわたる連載をお読みいただき、本当にありがとうございました。 フリーランスのマネー管理は、会社員に比べて複雑ですよね。 しかし、ワークライフバランスがとりやすいフリーランスは、女性の働き方としてとても魅力的です。

この連載は一旦終了させていただきます。しばらく充電期間として私なりに経験を積みながら、フリーランスや起業家に向けたハッピーマネー術を体系化したいと考えています。さらにパワーアップして、また戻ってきますので、どうぞよろしくお願いします。

ハートマネー氏家祥美

氏家 祥美

Writer 氏家 祥美

ハートマネー代表
働く女性、働きたい女性に向けて、お金の基礎知識をわかりやすく伝えている。女性誌にも多数登場。オールアバウト「女性のためのお金の知識」ガイド。『貯める!貯金0円からのお金持ち入門』(主婦の友社)監修ほか。
https://www.heart-money.net/

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