きっかけは計画停電

そもそも、「ゆる疎開をしてみよう」と思い立ったきっかけは、
3・11後の計画停電でした。

節電のため、混乱する列車のダイヤ、薄暗いオフィス、
早々に閉店する店。
早朝、エアコンをがまんし、毛布にくるまって仕事をしながら、
「夏場の電力ピークのときには、いったいどうなっちゃうんだろう?」
という疑問が頭をもたげました。

エネルギー問題は一過性のものではなく、
私たちの生活の在り方を根本から変えない限り、
解決するものでもない。

大きなパラダイムシフトの予感がしました。
それならば、ここはひとつ、ただがまんする以外の選択肢を
積極的に考えよう。

暑い時期に暑い場所にとどまるというのは、
それだけでエネルギーがいる。
電気エネルギーを控えれば、ガマンというエネルギーが必要になる。
涼しい場所へ移動すれば、どちらも不要だ。
幸い、私の実家は夏場もエアコンどころか、扇風機さえ不要なところ。
あそこで仕事をしたら、きっとはかどるに違いない。

そう思ったら、ワクワクしてきて止まらなくなりました。

でもこの時点では、まだ妄想の域を出ていませんでした。
妄想が、次第にリアルな輪郭を帯びてくるまでには、
いろいろクリアしなければいけない問題があったのですが、
それはまた追って少しずつ、つづっていきたいと思います。

IMG_0957.JPG日が落ちるととたんにひんやりとした空気に包まれます。写真は夕立の後にかかる虹