田舎の保育園事情

私の両親は二人で自営業を営んでいます。
お勤めの人に比べて融通がきくとはいえ、
かかりきりで子守ができる環境ではありません。

ただでさえエネルギーあふれる4歳男児。
家で仕事をしながら子どもを見るのは限界があります。
ゆる疎開を思い立って、真っ先に脳裏をよぎったのは
田舎でも保育園を確保できるのかどうかということ。

そこで、まずは市のホームページで情報収集。
私の通っていた保育園はとうの昔になくなっていましたが、
車で10分ほどのところに幼保一体型の子ども園がありました。
定員いっぱいではなさそうで、待機児童もゼロ。
枠はありそうです。
入園資格のところには、市内在住であること、
保育に欠ける事由があることなど、
まぁ、東京で保活(保育園活動)経験のある母親なら
だいたい知っている内容が記されていました。

市内在住資格を得るには、住民票を移さないといけません。
しかしそうすると、東京で現在通っている保育園は
自動的に退園になってしまいます。
それはできない。

ダメ元で市の担当課に電話し、
住民票を移さなくても入園が可能かどうか問い合わせてみると
一時保育枠ならOKとのこと。
通常、里帰り出産のケースなどに適用されるそうですが、
こちらの理由を率直に伝えたところ(放射能汚染の状況がはっきりするまでは田舎で過ごさせたい)、
「災害」という事由が適用されるとのことでした。

「災害」という言葉にギョッとしましたが、
相手はお役所なので、むこうのルールに合致するか否かが
ポイントとなります。
ここはさらっと流し、お目当ての保育園に電話をして、
一時保育を利用したいこと、
市外在住だが役所で許可をもらったこと、
などを告げ、申し込み&面接へ。

こちらがその子ども園。
左側が保育園舎で、右が幼稚園舎です。
渡り廊下で二つの建物がつながっていて、
職員の先生方は両方を行ったり来たりしています。
hoikuen.jpg

行ってみて、その施設の広さに驚き、園庭の広さに目を見張り...。
東京都の保育園では、おそらく一人当たりの面積は
児童福祉法に基づく最低基準の1.98㎡ぎりぎりのところがほとんどで、
こんな広さは望むべくもないでしょう。
でもここは、遊戯室も、廊下も広々。
園庭も、「公園ですか?」という広さ。
entei.jpg
写真では一部しか切り取れませんでしたが、
実際はこの3倍の広さが左右に広がっています。

いやぁ、素晴らしい!!!

見学に行った日は、全クラスが園庭で遊んでいたため、
がらんどうとなったホールで少し遊ばせてもらいました。
そこで木製の積み木で小屋を作る息子。
hoikuen_2.jpg
この積み木、私が保育園児だったころも使っていたもの。
懐かしい。
大きくて重くて、小さい子どもにはちょっと扱いづらいのですが、
それもまたよし。

アウェイに弱いところのある息子ですが、
異なる文化、他者に触れ合ういい機会となればと思います。
こうして、晴れて一時保育利用の許可がおり、
無事二つ目のハードルクリアとなったのでした。