夏の思い出。長岡花火大会

去る8月3日、日本三大花火の一つでもある
長岡の大花火大会へ行ってきました。

子ども時代の夏の思い出のひとコマに、
花火大会の夜があってほしいなぁと
思ったのがきっかけ。

息子にとってはこれが初めての花火。
私にとっても久々のことで心は躍ります。

長岡の花火大会の歴史は古く、
起源は天保12年にまでさかのぼります。
戦争により中止に追い込まれていた時期もありましたが、
長岡が空襲に見舞われた昭和20年8月1日の2年後、
戦災からの復興を祈念して再開されるようになりました。
空襲のあった8月1日は慰霊祭が行われ、
2日と3日に花火が上がる。
再開以来、この日程は毎年変わらずに現在に至っています。

中越大地震が起きた際、復興に一番お金がかかるときでも
震災からの復興を願って翌年には開催。
長岡の花火は復興への祈りのような存在なのですね。
大きな震災に見舞われた今年だからこそ、
この花火大会はぜひ見ておきたいなと思いました。

今年は開催直前に豪雨に見舞われ、会場は冠水。
客席や仮設トイレも流され、一時は開催が危ぶまれたそうです。
しかし、夜通しヘドロを撤去し、石灰を撒き、
なんとか開催にこぎつけたとか。
長岡へ到着すると、人々の高揚した気分が街全体を包み、
熱気が漂っていました。
ああ、祭りってこういうことだよな。
ハレの空気だなぁ、と強く思いました。
この「ハレとケ」というめりはりも、子どもにちゃんと
伝えていきたいと思うことの一つです。itoko.jpg浴衣姿のいとこたちと。女の子の浴衣姿はおぼこいわ~

早朝6時から場所取りをしてくれていた弟一家と合流し、
いよいよ打ち上げ開始。
花火は視界にあふれんばかりに咲き誇り、
子どもは目の前に繰り広げられる初めての光景に大興奮。hanabi.jpg

名物の正三尺玉は、直径650mもの大輪の花を咲かせ、
腹と地面に深く響く轟音とともに消えていく。
クライマックスに打ち上げられるスターマイン「フェニックス」は、
中越大震災からの復興祈願花火として平成17年から始まったもので、
不死鳥を象った花火が「Jupiter」の曲に合わせて約3分間、
2.8キロの範囲にわたって打ち上げられます。
壮大で、圧倒的な迫力。
轟音がとどろくのですが、なぜか静けさを湛えているような
神聖さも感じられました。
最後はひときわ明るく華やかに輝き、その一刹那、
会場は白夜のような明るさに包まれます。
本当に我を忘れる光景でした。

すべての打ち上げが終わると、会場にいる人たちは
何か光るものを手に、感謝と敬意をこめて花火師の方たちへ
手を振ります。
私も息子と手を振りながら、来年の夏もまたここへ来ようと
強く思ったのでした。
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