Vol.06 結局どっちがオトク!? 白色申告・青色申告徹底比較!(2/2)

「結局どっちがオトク!? 白色申告・青色申告徹底比較!」(前編)はこちら

確定申告はこれで安心!青色申告に向けた「3つの準備」

編:青色申告に変更すると決めたら、これはやっておくベキ!ということはありますか?

ヤ:毎日忙しく仕事をする中で、確定申告のための準備も完璧にこなそうとしたら大変です。そこで、リバティハウス23年間の業務経験の中で発見した3つのポイントをご紹介します。

1 事業用通帳をつくる

もし生活と事業の通帳が一緒になっていたら、「事業用の通帳」を作り、「個人のお金と事業のお金」を明確に区別しておきましょう。
個人のお金と事業のお金が1つの通帳(あるいは複数の通帳)に一緒になってしまっていると、どの入金が事業の売上げなのかがわかりづらくなります。その結果、うっかりあったはずの売上げを集計し忘れた!(「収入の除外」)ということにもなりかねません。
税務調査で「通帳を見せてください」と言われたときに、「事業用通帳」を見せて「私は個人のお金と事業のお金を明確に区別しています」という姿勢を見せれば、それだけであなたの印象は格段に良くなるでしょう。

2 事業用クレジットカードをつくる

「収入の除外」と同じくらい税務署員が厳しくチェックするのが「経費の水増し」です。経費の面でも「個人のお金と事業のお金を明確に区別しています」という姿勢を見せるのが大事。そのために、「事業用クレジットカード」をつくりましょう。
カードで支払う経費は全てこの1枚から支払うようにしておき、引き落とし口座は先ほどの事業用通帳と連動させておけば、帳簿をつけるのも楽になります。帳簿をつける義務のない人(白色申告で所得300万円以下の人)も、いざというときには通帳とカード明細を見せるだけで、収入と経費の状況を説明することができます。

3 領収書を1枚も捨てずにとっておく

フリーランスにとって「領収書はお金と同じ」です!領収書がない場合、経費を使ったと証明することができないため、原則として経費にすることができません。これは、1000円の領収書をもらい忘れたら、50円玉を1枚そこに置いてきたのと同じこと(所得税の最低税率は5%から計算)。少額だとしても、馬鹿にしないで、きちんと領収書をもらっておく習慣をつけましょう。

領収書が出ない経費(自動販売機で買ったジュースや、JRの切符代、慶弔費など)は「出金伝票」を利用して、使った金額をその都度メモしておけば大丈夫です。鞄の中にいつも入れておくとよいでしょう。ただし出金伝票は領収書ほど信憑性がないため、たとえば慶弔費だったら結婚式の招待状をとっておくなど、証拠となるものをなるべく残しておくことがポイントです。

編:簿記の勉強しかり、いろいろやることはありそうですが、この3つのポイントなら誰でもすぐにできそうですね。青色申告を検討中の方、すでに青色申告だけれどもできていない、という方は、さっそく取り掛かってみてはいかがでしょう?


●次回予告
「アオジュー申告」を強力にサポート! リバティハウスの記帳代行サービスを詳しくご紹介(1/30掲載予定)

回答者プロフィール

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(左)今瀬ヤスオさん
1948年茨城県水戸市生まれ。個人事業主向け記帳代行サービス「記帳ドットコム」を運営する「リバティハウス株式会社」代表取締役。創業以来約20年間、記帳代行と各種相談でのべ3000人以上の個人事業主の確定申告をサポートしてきた実績を持つ。30歳で負債30億の倒産を経験。再建会社でしか経験できない特異な体験を生かし、悩める個人事業主の相談役としても活躍中。

(右)今瀬オサムさん

1979年茨城県水戸市生まれ。早稲田大学商学部卒。「リバティハウス株式会社」取締役。2004年より、「記帳ドットコム」のWebマスターとして、リバティハウスのホームページ企画・制作に携わる。

●個人事業主向け記帳代行サービス「記帳ドットコム」はこちらから>>

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