第3回 先回りの行動で、まわりにふりまわされないための「空・雨・傘」

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"Light of my life" by .I Travel East. Flickr

「仕事が進まない」が口ぐせになっていませんか?

こんにちは。中小企業診断士の津田まどかです。

平日は相変わらず、8カ月になったばかりの娘のお世話をしながら、ほぼ休みなくデスクワーク三昧の日々をおくっています。最近の悩みは、娘の夜泣きがおさまらないばかりか、後追いが始まり、ハイハイでどこまででもついてきて、仕事が思うように進まないことです。私がデスクに向かっている時も、娘はつかまり立ちでしがみついてきます。当然ながら仕事のコアタイムは娘が寝ている時間に限られてしまうので、遅寝早起きという不健康な日々をおくっている今日この頃です。

仕事と育児の両立は、やっぱり大変ですね。

「仕事が進まない」は最近の私の口ぐせになりつつあり、なんとかせねばと危機感をもっているところです。そこで今回は、私自身もふくめ、仕事が思いどおりに進まず歯がゆい思いをしている皆さんに向けて、仕事が進まない状態から脱却するためのフレームワークを取り上げたいと思います。

コンサルタントが日常的に使っている「空・雨・傘」

皆さんは、出かける前に空を見て曇っていたら、こう考えませんか?「雨が降るかもしれないなぁ。傘を持ってでかけよう!」この状況は、曇り空という「事実」とこれから出かけたいという「とりたい行動」を踏まえて、雨が降りそうという「予測」をして、傘を持ってでかけるという「とるべき行動」を決めているということになります。

いつもは意識せずに自然とこのような行動をとっているかもしれませんが、この「空・雨・傘」は、コンサルタントが企業の意思決定を支援する際に頻繁に使うフレームワークなのです。

「空・雨・傘」をワーキングマザーが使うメリットは?

育児をしながら仕事をしていると、どうしても子どものことが最優先になり、仕事が後回しになってしまいます。現に、今の私がそうです(涙)。ですが、報告書や原稿などの成果物を納品する場合は納期を守らなくてはいけないですし、週末のセミナーや講義に向けて、平日のうちに事前準備をぬかりなくしなければなりません。一方で、雨が降るか降らないかを自分ではコントロールできないのと同じように、子どもの行動もほぼコントロール不可能です。ですから、子どもの今の様子(=事実)から、子どもがとりそうな行動を予測し、先回りした行動をとるのです。具体例は、以下のとおりです。

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(事実)

いつもは午前中の朝寝1時間、午後のお昼寝2時間程度だけど、今日は朝寝なしで午後になってやっと寝てくれた。

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(予測)

いつものお昼寝よりは長めに寝てくれそうだけど、夜の寝つきが悪いかもしれない。

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(とるべき行動)

今のうちに、ハードなタスクを集中して片づけよう。夜の寝つきが悪くならないように、3時間したら起こそう。


ポイントは、複数の選択肢からその時の自分にとって最適な行動をチョイスすることです。

「傘を持ってでかけよう」と判断するのも、雨がっぱではなく傘の方が自分にとって都合がいいから。ご自身の仕事をスムーズに進めつつも、子どものことを最優先に考えた先回りの行動をとれたら、ずっと楽になれそうです。

とはいえ、子育ては天気予報よりも難しいのですが(笑)

つだまどか

Writer つだまどか

元ネイリストの美容業界専門経営コンサルタント。中小企業診断士。
ネイリスト時代の1万人以上の接客経験と5年連続売上・利益ともに二ケタ成長させたマネージャー時代の経験を活かし、中小企業経営者やフリーランス向けにコンサルティング、講師、執筆活動を行っている。
http://ameblo.jp/tiara-madoka/

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