第6回 キャリアプランニングのフレームワークを使って、来年の目標を考えよう!

こんにちは。中小企業診断士の津田まどかです。

2週間ほど前からよちよち歩きを始めた我が家の娘は、11カ月になり少しずつ足取りがしっかりしてきました。まだハイハイで移動することの方が多いですが、2足歩行している様子は「赤ちゃん」というよりは「子ども」という感じがします。嬉しくもあり、ちょっと寂しくもある母心。複雑ですね(笑)。

来年度の目標、考えていますか?

年の瀬が押し迫ってくるこの時期は、みんな大忙し。仕事はもちろんのこと、年末の大掃除や、正月や帰省に向けての準備など、やらなければいけないことが盛りだくさん。さらには、子どもたちも冬休みに入り......。目の前のことをこなすだけでも精一杯で、来年のことなんて考える余裕もありませんよね。

でも、ちょっと待って。

新しい年を幸先よくスタートできるかどうかは、事前準備にかかっています。特に仕事に関しては、限られた時間を使ってより充実したものにするために、現状維持ではなく新しいことにチャレンジしていく意識が必要です。今年1年の棚卸しをしっかりとして、来年をより充実した1年間にできるよう、このタイミングで自分自身と向き合ってみましょう。

私が独立直後に失敗してから大切にしている「3つの視点」

私が経営コンサルタントとして独立した当初は、安定して決まった仕事はなく、先行きが見えない状況でした。当時は独身でしたから、「自分一人で食べていくぐらいなら、なんとかなるだろう」と楽観的に考えていたのです。ところが、「元ネイリストの経営コンサルタント」という一風変わった経歴がよかったのか、人間関係にも恵まれ、すべてにおいて未熟でしかなかった私でも、ご紹介経由でたくさんのお仕事をいただきました。

しかしながら、自分自身のキャパシティをちゃんと把握できていなかった私は、ご紹介いただいた仕事を全部受けてしまい、睡眠を削って休みなしで働く日々で、数か月後には体調を崩してしまいました。この時は本当に悲惨な状態で、肌も髪もボロボロでした。食生活も偏っていたので、当たり前ですよね。

そこで反省した私は、今後やるべきタスクを「3つの視点」で整理整頓しました。

【キャリアプランニングのフレームワーク】
できること 自分がいますぐできること。人と比べて優れている必要はなく、あくまで自分に「できること」という視点で検討する。
やりたいこと 今までやったことがなかったり、経験が浅かったりして経験不足ではあるけれども、仕事として興味がもてること。
求められていること 自分では特に意識していなかったものの、一定のニーズがあって、チャレンジすればなんとかできそうなこと。

後の方向性を模索して目標に落とし込む時は、どうしても「いまの自分が何をやっているか?」というところからスタートしがちです。すると、どうしても視野がせまくなってしまう。そこで、このフレームワークを使って、いまの自分からあえて少しはなれてみるのです。

さらに、もう一つおすすめしたいのは、自分自身の「専門性」を一言で言い表すことです。どんな職業の方であっても、得意分野や不得意分野はあるはず。ただの「ラーメン屋」よりも「豚骨ラーメン」や「味噌ラーメン」など、そのお店のウリが一目でわかるお店の方が繁盛する時代。同じことが、フリーランスにも言えます。以下に、私が独立当初に書き出したメモの一部をご紹介します。

専門性 経営視点・現場視点・顧客視点における美容業界専門コンサルティング
できること ネイリスト時代の実務、経営企画室時代の実務、中小企業診断士試験で得た知識とスキルの活用。
やりたいこと 執筆・出版、創業支援、女性企業家支援、資格学校講師
求められていること 美容業界団体向け講演・執筆、大手企業研修

あとになって振り返ると、このときに設定した「やりたいこと」と「求められていること」すべてにおいて、相当の実績を積み上げられていることが確認できました。この専門性とキャリアプランニングのフレームワークで、来年の大まかな方向性を決め具体的な目標に落とし込んでみましょう。

それでは皆さん、よいお年をお迎えください

つだまどか

Writer つだまどか

元ネイリストの美容業界専門経営コンサルタント。中小企業診断士。
ネイリスト時代の1万人以上の接客経験と5年連続売上・利益ともに二ケタ成長させたマネージャー時代の経験を活かし、中小企業経営者やフリーランス向けにコンサルティング、講師、執筆活動を行っている。
http://ameblo.jp/tiara-madoka/

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