皆様こんにちは! フリーランス映像翻訳者のキャッチポール若菜です。
「英語でつかむボーダレス・マインド」は、毎月最後の水曜日に更新なので、いつも次の月のことを考えながら書いています。来月は2月。2月と言ってとっさに浮かんだのは、バレンタインデーでした。
日本とは少し違うアメリカのバレンタインデー
日本ではなぜか女の子が男の子に告白する日になっていますが、海外ではそうとも限りません。アメリカでは男性も女性も共にカードを贈り合ったり、幼稚園や小学校ではクラスメートや先生に送るバレンタインカードを制作したりします。
プレゼントもチョコレートに限らず、お花、キャンディー、ワインなどさまざま。
夫婦や恋人同士であれば特別に出かけたくなる日であることは日本と変わりません。
さて、今回はそんなバレンタインデーにちなんで、簡単な英語表現をロマンチックな映画からご紹介♪
"Happy Valentine's Day to all my friends" by Luke Ma Follow
You are perfect.
"perfect"とは「パーフェクト、完璧である」という意味ですが、このように人に使われると更に限定的な感じがします。
何かタイミングが合ってよかった!などの時に使われる"That's perfect!"よりもずっと重みを増してきます。「非の打ち所がない、まさに理想の人だ」という言葉に、映画『ラブ・アクチュアリー』(原題="Love Actually") では、その前に"To me,"(僕にとって)をつけて、さらに限定した特別な響きになっています。
...to me, you are perfect. And my wasted heart will love you.
I want you.
直訳すると「あなたが欲しい」となり、随分と直球な表現だと思われるかもしれません。
もちろんこれだけだとそうですが、後ろに何か付け足すことで、意味あいに幅が出てくる便利な表現です。
I want you, always.
一緒にいてほしいんだ。いつもね。
I want you in my life.
(私の)人生の一部になってほしい。
また、
I want you to + 動詞 + 目的語
で「あなたに〜してほしい」という意味になります。
I want you to be with me.
一緒にいてほしい。
I want you to love me.
(あなたに私を)好きでいてほしい。
don't を入れれば「〜して欲しくない」となります。
I don't want you to see other women.
ほかの女性と付き合って欲しくない。
↑この最後にanymoreとつければ、「もう今後はほかの女性とは付き合って欲しくない」という意味になり、これから恋人として付き合いたいという意思表示をすることもできます。
以下の例は『きみに読む物語』(原題: The Notebook)から。「君がほしい、君のすべてが欲しい」と畳みかけるようなセリフがロマンチックですよね。
So it's not gonna be easy. It's gonna be really hard. We're gonna have to work at this every day, but I want to do that because I want you. I want all of you, forever, you and me, every day.
(ノアからアリ―へ)
ハリウッド映画や海外ドラマには必ずと言っていいほど恋愛要素が入っています。字幕を追いながらロマンチックな表現を見つけたら、原語ではどんな言い方がされているのか、英語のキャプションを見てみるのも面白いです。
また、現在、国際恋愛中の人は、今年のバレンタインに直球で熱い想いを伝えてみるのも良いかもしれませんよ。
ボーダレス・マインドで行きましょう。
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