第8回 「モチベーション・マトリクス」で、"アメ"と"ムチ"を効率的に使い分けよう!

こんにちは。中小企業診断士の津田まどかです。

1歳1ヵ月になった我が家の娘は、少しずつ単語を話すようになりました。
絵本の読み聞かせをすると「もっかい(もう1回)」と何度もリクエストし、頭をテーブルなどに強くぶつけると「いったーい!」と泣き叫び、おむつ替えが必要な時には「ウンチしたー」と自己申告をしてくれるようになりました。娘はいつも走り回っているためケガも増え、育児がどんどん大変になる一方で、仕事をしながら娘の成長を見守ることができる恵まれた環境であることに、感謝する日々です。

私のやる気スイッチ、どこにあるの?

思い通りにいかないことが大半な育児と仕事を両立していると、時にはモチベーションが下がることもありますよね。「イマイチ気分がのらない」、「気が散ってしまって集中できない」なんてこと、私もしょっちゅうです。自分のやる気スイッチを本気で探したくなる時も、あります(笑)。でも、先延ばしにすればするほど、苦しくなるのは自分。やるべきことがたまればたまるほど、ストレスもどんどん蓄積されていきます。

では、どうすればいいのか? ここは、モチベーションが下がるのは当たり前と考えましょう。モチベーションを高い状態でキープするなんて、あまり現実的ではないと私は考えています。

"アメ"と"ムチ"を戦略的に使い分ける

モチベーションの低下を理由にタスクを先送りにしないために、今回ご紹介するモチベーション・マトリクスを活用しましょう。考えるべきことは、とてもシンプルです。タスクごとに、"アメ"を与えるか"ムチ"を与えるか、"結果"を重視するか"プロセス"を重視するか。それだけです。

タスク管理手法

結果重視

プロセス重視


モチベーション管理手法

アメ型

ムチ型

A :(アメ型✕結果重視):一定の成果に対して報酬が得られる

B :(アメ型プロセス重視):進捗そのものがご褒美になる

C :(ムチ型結果重視):一定の結果を出せないと罰が与えられる

D :(ムチ型プロセス重視):進捗そのものを絶えずチェックされる

タスク管理手法については、ルーティンワークなどやり遂げて当たり前のタスクや短時間でこなせるものを結果重視、主にルーティンワーク以外のタスクや長期間に渡るものをプロセス重視と位置づけます。モチベーション管理手法については、「"アメ"と"ムチ"どちらの方がより自分が動機づけられるか?」でその都度判断しましょう。

以下に、具体例をご紹介します。

A :原稿を1本納品したら、ケーキを1つ食べる

B :時間の許す限り、Webセミナーでインプットする

C :今日のノルマが終わらなかったら、明日予約しているマッサージをキャンセルする

D :1日に1回プロジェクトの進捗報告をパートナーに行う

このモチベーション・マトリクスは、仕事のみならずプライベートのタスク管理や、子どものモチベーションコントロールにも活用できるので、おすすめです。

タスク管理の基本の"き"

タスク管理をする際には、管理しやすいようにすることが重要です。そのためには、タスクを細分化しましょう。例えば、「セミナーの準備をする」というタスクは、大まかすぎて管理しづらいです。このタスクを私が細分化すると、次のようになります。

【1】セミナーのテーマとゴールを設定する

【2】一番伝えたいメッセージを決める

【3】大まかな構成と時間配分を決める

【4】詳細と時間配分をExcelシートにまとめる

【5】PowerPointのアウトラインでテキストを入力する

【6】入力済のテキストをベースにPowerPointでプレゼン資料を作成する

【7】"6"をベースに配布用のレジュメを作成する

【8】"6"にアニメーションを設定する

【9】リハーサルを行う

【10】PowerPointのテンプレートを修正する

【11】Excelシートに戻り、時間配分を修正する

なんと、11もの細かいタスクに分けることができました。この状態だと、タスクの管理も容易になります。ポイントは、タスクのプロセスに着目し、できる限り細かく分けることです。タスク管理については、過去の記事「重要性と緊急性のマトリクス」でパフォーマンスを最大化しよう!もご参考くださいね。

つだまどか

Writer つだまどか

元ネイリストの美容業界専門経営コンサルタント。中小企業診断士。
ネイリスト時代の1万人以上の接客経験と5年連続売上・利益ともに二ケタ成長させたマネージャー時代の経験を活かし、中小企業経営者やフリーランス向けにコンサルティング、講師、執筆活動を行っている。
http://ameblo.jp/tiara-madoka/

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