仕事でお世話になった方へ、英語で別れのメッセージを書こう!

みなさま、こんにちは。映像翻訳者のキャッチポール若菜です。

もうすぐ3月。海外では8~9月が年度初めという国も多く、必ずしも3月が別れの季節というわけではありませんが、日本では、3月と言えば年度末、節目の月です。そんなわけで、今回は別れの英語表現について考えてみました。

英語の別れ(Farewell)の挨拶メッセージには決まった表現がたくさんあります。ものすごく親しかった人へなら、何でも書けるかもしれませんが、一緒に仕事はしていたけど、そこまで親しくはなかったなんて場合、I'll miss you!と書いてしまうと「なんで?」と思われてしまうかもしれません。(こういう場合は、主語を変えて"We'll miss you!"とすれば、会社、または部署のみんなの気持ちを代弁して「あなたがいなくなると、さみしくなるよ」という気持ちを表すことになるので大丈夫です。)

Keep it short―短くが基本

長たらしくならないこと。全体を通して、優しく、ポジティブなトーンであることが基本です。

-You've been great.

とっても短く、相手がいろいろな場面で良い人であったことを表せる1文です。ただし、先に述べた"I'll miss you"同様に、ある程度、相手のことを知っているのが前提です。
このタイプの言い回しは、とても英語らしいなぁ〜と思う表現です。「よく頑張った!」と言うのと似ているかもしれませんが、単語だけで見て、日本語でここまで直接的に「いい人でいてくれてありがとう!」というのはあまり聞いたことはありません。

-It was a pleasure working with you./Working with you was a pleasure.

相手に、一緒に仕事ができてよかったことを表します。"pleasure"の部分を"nice"や"fun"に変えることもできます。

-It was nice knowing you.

知りあえてよかった、という気持ちを表す一般的な表現です。ハイスクールの卒業アルバムには、学生同士がこの表現をたくさん書き合っていました。

Thank you.―感謝の気持ちを忘れずに

スペースが許すなら、過去に一緒に携わったプロジェクトなど、共通する思い出を上げるのもいいかもしれません。

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"Freedom" by Aaron Brown

去っていく同僚には仕事、またはプライベートを通してその人から学んだことや、元気づけられたことに対してのお礼を述べます。

-I learned so much from you when we had the XXXX project.

XXXXプロジェクトの時には(あなたから)たくさんのことを学んだよ、と伝えます。
You taught me...と始めれば、あなたがたくさんのことを教えてくれたね、となります。(ただしこの場合、"from you"はいりません。)

-Thank you so much for showing me how to do XXXX.

XXXXのやり方を見せて(教えて)くれてありがとう、という表現です。
"how to do XXXX"の部分は名詞形であればいいので、"your car"とか"your computer"、"your house"など名詞をそのまま入れることができます。

-You saved me when I was on deadline.

あの時助けてくれてありがとう!という気持ちを表します。この例では締め切りのときに助けてくれたね、という感じです。

Let's keep in touch.―今後の連絡先を残しましょう。

-My new email address / phone number is:

-You can contact me at:

...などと書いて、メールアドレスや電話番号を残します。もちろん、今後連絡を取りたい相手だった場合だけで大丈夫です。

All the best!―がんばってね!

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"So, farewell then British Summer Time" by Tristan Martin

別れの挨拶の最後には、相手の明るい未来を願うメッセージをひとこと添えます。

-All the very best for your new venture.

-Wish you good luck on your new journey.

-Here's wishing you all the very best for your new challenges.

どれをとっても、相手のこれからの将来(venture=冒険、journey=旅路、challenges=挑戦)が明るいことを願うメッセージです。
太字とオレンジ字部分の組み合わせを替えることでいろいろなパターンができます。
ぜひ、メールや寄せ書きなどで使ってみてくださいね!

ボーダレス・マインドで行きましょう。

【お知らせ】

4月5日(日)14:00~16:00、日本映像翻訳アカデミー東京校主催の『翻訳者としてのこれからを考えるセミナー』に、キャッチポール若菜がパネリストとして登壇します。映像翻訳に興味のある方、既に翻訳者としてフリーランスをされている方、今後の学習方法についての悩みや、あなたの翻訳者としての将来像を描くのにも有効です。ぜひ、ご参加ください

※このコラムの感想や英語に関する質問なども随時受け付けています。こちらからぜひお寄せ下さい♪
※この連載のバックナンバーはこちらからご覧ください。

トップ画像:"Inner Beauty" by Rachel Kramer

キャッチポール若菜

Writer キャッチポール若菜

映像翻訳者
イースト・カロライナ大学 音楽学部を卒業後、外資系企業のマーケティング業に約8年間携わり、現在ではフリーランスで字幕翻訳、エンターテイメント系通訳業に従事。親族全員で5カ国の国籍が集まるインターナショナルな家族を持つ。リズムーンでは、「英語でつかむボーダレス・マインド」を連載中。
http://www.nlc-jp.com/

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