Vol.12 二足のワラジ、履くなら両方本気でなくちゃ!

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こんにちは。イラストレーターの峰村友美です。
この連載もスタートしてから1年が経ちます。私のフリーランスイラストレーター歴も18年です。
駆け出しの頃のアルバイトを除けば、イラストひと筋でやってきました。

イラストレーターというのは、基本的にクライアントからお仕事をいただけるのを待っている状態です。「仕事します!」と言ってすぐに仕事をもらえるものではありません。
閑散期はあって当たり前です。人気イラストレーターでも閑散期はあるのではないでしょうか。
閑散期があっても全然へっちゃら、という人がいるのか知りたいですが、私は未だに閑散期の度に不安になります。

そんな時にいつも、イラストとは別の職業を持っていたら、精神的にも収入的にも安定するのではないか、と思っていました。
二足のワラジを履いている人はかっこいいな。いろいろできたら楽しそうだし。自分にも別のスキルがあったらいいのにな、と。
それに、もしもイラストがうまくいかない時期にはもう一つの仕事で稼げるから安心できそう、と漠然と思っていました。

でもそういうことではないのだとわかりました。
二足のワラジを履く人は、どちらかがダメなときのために掛け持ちしているのではなく、両方本気でやっているのです。
二足あるから楽、ではなく、二足分頑張っているということです。本人たちにとっては当たり前のことなので頑張っているとは自覚していないかもしれません。
言葉通り、"片手間"にこなすような姿勢ではよい仕事はできず、もう依頼は来なくなるでしょう。
二足のワラジを履き続けるのは、簡単なことではなく、片方に仕事が集中している時も、もう片方のスキルをキープするために勉強し続けなければならないのです。

二足のワラジを履きこなしている人がカッコイイのは、両方本気で取り組めている、デキる人だからです。カッコイイのには理由があるのですね 。
そうやって力を注いで二足のワラジを履いていた人がワラジを一足に絞るというのも、きっと勇気と覚悟をもっての決断なんだろうなと思います。

一足のワラジでも二足のワラジでも、自信を持って長く続けられることがフリーランスの理想なのではないでしょうか。

※この連載の前身「フリーランスマザーのあるある事件簿」は、貴重な女性フリーランサーの生の声を集めた、読んで楽しくためになるコンテンツですので、まだご覧頂いていない方はぜひバックナンバーをご覧下さい。
※「今日も家でおしごと」のバックナンバーはこちらからご覧ください。
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峰村友美

Writer 峰村友美

イラストレーター・Rhythmoon編集部メンバー
新潟県長岡市出身杉並区在住。1997年よりフリーランスのイラストレーターに。出版、広告、WEB、パッケージ等にイラストを提供。ほのぼのとあたたかく親しみやすい人物や動物などを描くのが得意。好きな食べ物はチョコとあんことパンとコシヒカリ。好きな場所は映画館と水族館。9歳差兄妹の母。
http://minetom.com/

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