第3回「自分のスキルに自信がありません」

日頃から、会社社長やフリーランスが抱えるお悩みや問題を解決するためのアドバイスを行っている経営革新の女王ティアラが、その豊富な経験から働く女性のお悩みに本気でお答えします

photo by Morgan Sessions

こんにちは。中小企業診断士の津田まどかです。

最近、1歳7カ月の娘の語彙力が、急激に上がってきました。とくにミラクルだったのは、お盆に帰省し、若くして亡くなった夫の父のお墓参りに行ったときです。墓前に立った娘は、嬉しそうに「おじいちゃん」とはっきり言ったのです。どんなに呼ばせようとしても、「おばあちゃん」と言ったことすらないのに...。

娘には、その姿が見えたのかもしれない。そう皆で話して、一同、ほっこりしました。

さて、今回頂いているお悩みです。

ご質問:「これまでは、以前働いていた会社からの依頼で、おもに販促物などのイラスト制作を行ってきました。ところが最近、知人の紹介で出版物のイラスト制作の依頼を受けました。嬉しさのあまり、深く考えずにお引き受けしてしまったのですが、慣れない仕事を進めるうちに不安ばかりが先立ってしまい、だんだん自信をなくしていく日々です。(20代・イラストレーター M・Mさん)

ティアラの回答:自分に案件に見合ったスキルがあるかどうかを見極めるのは、あなたではありません。紹介者は、「あなたならできる」と自信をもっているからこそ推薦したのです。

はじめてのことが不安なのはあたりまえ

私は以前、ネイリストという全く畑違いの仕事をしていました。そんな私にとって、初めてのコンサルティングのクライアントは、中小企業診断士資格取得のための補習で訪問した食品加工業の会社でした。社長の要望は、「社内のマーケッターのような位置づけで、女性の視点を活かしたマーケティング戦略の立案、実施に至る支援をしてほしい」というものでした。当時の私は、知識はあっても、実務は未経験の状態です。自信なんてあるはずもなく、当然不安もありました。ですが、指導員の先生が「社長、彼女は優秀だから大丈夫」と後押ししてくれたことを知り、「とにかく自分に求められていることをやろう」と腹をくくりました。「紹介者である指導員の顔を潰すわけにはいかない」と考えたからです。

私が「紹介者の立場」になってみてわかったこと

今現在の私は、ゼロベースでプロジェクトを立ち上げて仲間を募ったり、ご依頼いただいた案件を同業者にお任せしたりするようになりました。そのとき、「誰が適任か?」、「責任をもって最後までやってくれるか?」、「クライアントの期待以上のパフォーマンスを発揮できるか?」といったことを考えたうえで、依頼します。なぜなら、クライアントの期待以上のアウトプットを出せる人を選ばなければ、調整で自分が苦労したり、自分の信用を失ったりすることにもなりかねないからです。

ですから、Mさんは紹介してくれた人を信じ、期待に応えるためにやるべきことをやればいいのです。

自信はあとからついてくる

私の個人的な考えですが、誠意をもって対応さえすれば、多少の失敗は許されるのではないでしょうか。仕事で一度も失敗したことがない人なんてほとんどいないでしょうし、失敗して初めて学ぶことは、たくさんあります。私自身も独立当初、想定外に忙しくなって しまって自分のキャパシティを超える仕事を引き受けてしまい、睡眠不足でダウンして仕事に穴をあけてしまったことがありました。もちろんこの時は、後ほど先方を訪問し、心からの謝罪をしました。

この時の失敗を教訓に、今の私があります。そうやって、失敗を真摯に受け止めながら、経験や実績を重ねて少しずつ成長していくことで、自ずと自信がついてくるのではないでしょうか。

期待に応える努力は必要ですが、最初から完璧を目指さないことです。自分にとってのベストパフォーマンスを目指す、それで十分です。

こちらのコーナーでは、皆さんのお悩みを募集します。仕事のこと、自分自身のこと、家族のことなど、密かに抱え込んでいるお悩みを打ち明けてみることで、新しい一歩を踏み出してみませんか? ご希望の方は、こちらからお送りください。

第4回予告 「会社の仕事が忙しすぎて、独立に向けた準備ができません」

つだまどか

Writer つだまどか

元ネイリストの美容業界専門経営コンサルタント。中小企業診断士。
ネイリスト時代の1万人以上の接客経験と5年連続売上・利益ともに二ケタ成長させたマネージャー時代の経験を活かし、中小企業経営者やフリーランス向けにコンサルティング、講師、執筆活動を行っている。
http://ameblo.jp/tiara-madoka/

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