この1ヶ月は年明けということもあり、新年会など何かとお酒を勧められる機会が多かった月でした。社会人の新年会は夜が通常ですが、保育園友だちとの新年会となると、子どもも交えて昼間に開催することはよくありますよね。でもアメリカ人の夫にとっては、この昼間の宴会が「日本だな」と感じるポイントなんだそう。
昼間からお酒を飲むのはあり?なし?
日本では、子どもだけを遊ばせておいて(もちろん親の目の届く範囲で)親は飲み会ということは珍しいことではないのですが、アメリカならたいていの場合「昼間から飲んでいる」という表現自体に「アル中のようだ」というニュアンスが感じられるようです。しかも「子どもがいる席で」となると、かなり白い目で見られることになりかねません。
つまりお昼からビールやら日本酒やらを飲みながらワイワイやれるのは、日本にいるからこそできることなのです。こんなところが「日本だな」と感じられる点というのがなんだか不思議な気もします。
逆に、アメリカに行った時は、いくら勧められたからとはいえ、似たような場で昼間からお酒を3杯も4杯も飲んで騒いでいたら白い目で見られるかもしれないことは覚えていた方がよいかもしれません。
これがヨーロッパであればまた違うと聞きますから、わからないものですよね。
Tipsy's! by teofilo
酔いを表す表現は何通りある?
さて、英語には「酔い」を表す表現が、学校で習うdrunk以外にもたくさんあります。今回はその一部をご紹介します。
buzzed 心地よい酔いのことです。
tipsy 少しだけ酔った状態。slightly drunkと同意です。
hammered かなり酔った状態。hammerで打たれたような、という表現からその状態が想像できますよね。
ここからはかなり酔った状態を表す言葉です。
loaded もともと何かをたくさん積む、という意味のある単語。それが酔った状態を表すのは面白いですね。「お金持ちだ」という意味もあります。
liquored-up 文字通り、リカ―でいっぱいになったとは...。
smashed もともとの意味は「粉々に砕かれた」というような意味です。泥酔状態です。
wasted 破壊された、無駄になった、などの意味を持つ単語です。酔いすぎると確かにそういう気分になりますね...。
比較的よく耳にするのではないかと思われる表現を集めてみましたが、ちょっとネットを検索するだけでも300近い「酔い」を表す表現が出ています。大昔の表現から、スラング、全く使われていない表現もありますが、これだけの言葉を用いて人々は「酔っている状態」を描写してきたのかと思うと、お酒の影響力は大きく、またそれだけ人々の心を掴んで離さない魅力があるのでしょう。
さて、次に飲酒が増えるのはお花見シーズン。これも日本ならではかな思っています。
"Buzzed"や"tipsy"くらいで楽しみますか? それとも...?
ボーダレスマインドで行きましょう。
サムネイル画像:Beer by ayu oshimi