今年こそ枯らさない。農家が教えるベランダ栽培のコツ

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こんにちは。Farm Rootsの佐藤亜弥美です。
こちら笠置町でも新緑が美しい季節となりました。農園では夏野菜の定植のための畝たてや、苗作りに毎日大忙しです。そして、家の竹林からタケノコがぼこぼこ獲れるので、それを直売所やスーパーで売るので忙しさに拍車がかかります。竹林はタケノコを獲らないとどんどん荒れて竹林自体が拡大していってしまうので、森の整備のためにはせっせと掘らねばなりません。竹の赤ちゃんを食べて竹林を整備する、とはなんとも理にかなっています。

5月は夏野菜の定植時期。ベランダ栽培してみよう

「野菜を作ってみたいけど、観葉植物さえ枯らしてしまうので自信がない」という声をよく聞きます。実は私もアパートで暮らしていたとき、「薬味くらい家に欲しいなあ」と思って青じそとバジルを鉢で作ったことがありました。しかし、出来た青じそはごわごわで、香りもなく、全然おいしくなかったのです。バジルに至っては発芽せず、がっくり肩を落としたのを覚えています。ですので、ご心配なく。

ベランダ栽培する前に、まず調べるべきことがあります。

  • 作りたい野菜の種類がベランダの状態(日当たりなど)、季節に合っているか
  • 作りたい野菜の種子はどんな特性なのか

例えば、先に挙げた青じそは、半日陰を好みます。日に当たりすぎると葉がごわごわになり、おいしくありません。ベランダだったら、少し日陰になるところに鉢を置きましょう。また、市販の種の袋にはどういった季節が種まきに適しているか書かれていますが、地方によって差があるのでそちらもしっかり調べましょう。

トマトやナスなどが暗がりで発芽する性質を持っているように、種子それぞれには発芽や成長に独自の決まりがあります。野菜にとってどんな環境がいちばん心地いいのか考えてあげるとうまくいく確率が高くなりますよ。
また、意外に知らない「野菜の原産地」のことを調べてから育ててみると、うまくいきやすいです。じゃがいもはアンデス生まれなのでわりと涼しめが好きだったりとか、中央アジア原産のネギは乾燥に強かったりとか。

ベランダ栽培で生ゴミを減らしてストレスフリーに!

夏の生ゴミの処理ってストレスですよね。田舎で育った私は生ゴミは畑に撒くものとして育ったので、都会暮らしの時代は、土に返って畑の栄養になるはずの生ゴミを捨てるのが本当にいやでたまりませんでした。子育てされている方は、お子さんが離乳食を残すと悲しい思いになるかと思います。私はUターンした今は、離乳食含め生ゴミはすべて堆肥にして土に返すようにしています。こうすれば子どもが残したご飯を捨てる罪悪感も少し減ります。

実はこれ、ベランダ栽培でもできるのです。5月からすぐ野菜作りを始めたい方は、市販の培養土に肥料を混ぜてすぐに苗を植えつける必要がありますが、もし余裕がある方や、時期をずらしていくつかプランター栽培をしてみたい方はぜひ、この生ゴミ処理の仕方を試してみてください。このやり方ですと一度使った培養土を復活させることができ、しかも追加の肥料は要りませんのでおすすめです。

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出来上がりの目安は、生ゴミが分解され、腐敗しておらず土の良い香りがしていること。でき上がったらカキガラ石灰を一握りまぜると、ミネラル補給になります。絶対におさえておくポイントは、「すでに腐っているものは入れない」ことです。米ヌカボカシや生ゴミ容器などはホームセンターやインターネットで購入できます。
自分で作った野菜は、苦労もあいまって必ずやおいしいものになるでしょう。獲れたての野菜を食べる感動はなににも代えがたいものです。

5月の一品レシピ

今月ご紹介するのは、時期的にたくさん出回り始めたレタスを、いつもの2倍は食べられちゃうサラダです。カンボジア料理をみて思いついたエスニックなサラダ。薬味が効いていてもりもりサラダが食べられます。

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東南アジア風レタスと春雨のサラダ

●材料(2人分)
レタス 半玉
もやし 1袋
春雨 50g
ネギ 1/2本
にんにく 1/2片
ごま油 大さじ3
A 合わせ調味料
・ナンプラー(なければ醤油) 大さじ3
・砂糖 小さじ2
・塩 ひとつまみ
・酢 大さじ2
ごま お好みで

●作り方

1. 春雨は半分に切って、もやしとともに茹でておく。

2. ネギとにんにくをみじん切りにし耐熱ボウルに入れ、そこへフライパンで熱したごま油を注ぐ。

3. Aをすべて2に加えよく混ぜ、水気を切った春雨ともやしを入れさらに混ぜる。

4. ちぎったレタスもともに大きめのボウルでよく混ぜ、盛り付けてごまを振る。

春や秋のレタスがたくさん獲れる時期に我が家でよく作るサラダです。これならレタスを増やしてもたくさん食べられますよ。
畑ではレタスのほか、いろいろな種類の葉物がそろってきました。収穫が楽しみな今日この頃です。

【Farm Rootsからのお知らせ】

Farm Rootsではお野菜詰め合わせセットを宅配でお届けしています。圃場では農薬や化学肥料を使わず、自然の力いっぱいで育てる旬の野菜を食べて、元気な体で元気に働きませんか?一度お試ししていただくお試し便のほか、会員になっていただく定期便もございます。くわしくはブログにて。Farm Rootsのお野菜定期便をおすすめする理由

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佐藤亜弥美

Writer 佐藤亜弥美

高校卒業後に横浜へ。アフリカテント旅、登山用品店勤務などを経て恵那市笠置町へ夫と共にUターン。有機農法の健康な野菜を提供するFarm Rootsを立ち上げ、子育てしながら農作業に勤しんでいる。
夢は農家民宿開業と、有機農法のノウハウを途上国に伝えること! Farm Rootsはいつでも遊びに来てくれるお客さんを待っています。
http://blog.livedoor.jp/farmroots/

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