ユニット活動で仕事の幅を広げるデザイナー@和歌山県

地方で働くってどんな感じ? 地域ならではのフリーランス事情を知りたい!
「地方フリーランス生活」では、自分らしいスタイルで働く地方フリーランサーに、地方で活動することのメリットやデメリットのほか、日頃心がけていることなどを伺います。今回は、和歌山県を拠点に活動されているデザイナー、藏垣内由記さんにご登場いただきました。

20160517_nanjo_1.jpg

プロフィール

活動地域 和歌山県
フリーランス歴 3年
職種 デザイナー
経歴 福井県あわら市出身。大学卒業後、企画デザイン会社のグラフィックデザイナーとして様々な商品企画の立案、デザイン業務を経験し独立。2013年1月、デザイン事務所「Graffiグラフィ」を立ち上げる。商品企画・マーケティング・パッケージデザイン・販促ツールなどの制作と、トータルプロデュースを行う。プライベートでは、双子(7歳)の母。
Graffiグラフィのサイトはこちらから>>

フリーランスになる前は、どのような仕事をされていましたか?

グラフィックデザイナーとして企画デザイン会社に勤めていました。双子を妊娠し、産後10カ月で職場に復帰しましたが、想像以上に子育てと仕事との両立が難しく、子育ても仕事も中途半端な状態になりました。そこで、時間を有効に使えるフリーランスの道を選びました。

なぜ和歌山県を活動拠点に選ばれたのですか?

和歌山大学に進学し、和歌山県出身の夫と出会いました。そして、そのまま和歌山県で就職し、現在に至ります。

フリーランスになったことで、働き方やライフスタイルはどのように変化しましたか?

時間の融通が利くので、朝や夜の慌ただしさが少し解消されました。また、春休みや夏休みなどの長期の休みには、子どもを連れて私の地元である福井県に帰省します。パソコンを持参するので、帰省先でも仕事ができます。

フリーランスで仕事をはじめるにあたって、苦労したことはありますか?

1年間、自宅で仕事をしていたのですが、「いつでも仕事ができる」という環境が私には向いていませんでした。 自宅ではついつい掃除・洗濯・料理などの家事をしてしまい集中できなくて。仕事は子どもたちが寝た後、夜中にするという毎日でした。そこで、2年目からは事務所を借り、新しい環境をつくりました。イラストレーターのはやしさんとユニット体制で仕事を始めたのも、この頃からでした。

20160517_nanjo_2.JPG

藏垣内さんの事務所

はやしさんとユニットを組もうと思った理由などをお聞かせください。

はやしさんとは、もともと十数年来、プライベートで仲良くしていました。そして、仕事でイラストを依頼していたのですが、1人より2人の方が商品作りのアイデアやデザインワークの幅が広がると思いタッグを組みました。

20160517_nanjo_3.jpg

仕事中の藏垣内さんとはやしさん

ユニットとして活動をスタートするにあたり、役割分担やルールなどがあれば教えてください。

役割分担やルールはありませんが、「時間より内容!」ということで、1日のスケジュールは個々で決めます。そして、お互いを尊重し合うことも大切にしています。

ユニットで活動することのメリットとデメリットがあればお聞かせください。

メリットは、企画・デザインについて意見を言い合えることです。褒め合うことでモチベーションアップにも繋がります。それに、パートナーがいるのは、とても心強いです。 ただ、2人で美味しいランチに行く機会が増え、体重が増加してしまったので、今ともにダイエット中です(笑)。

地元と地元以外のクライアントの割合をお聞かせください。

和歌山:県外=6:4です。

20160517_nanjo_4.jpg

事務所のカタチと同じ五角形の名刺

遠方のクライアントとスムーズに仕事をするために心がけていることはありますか。

遠方のお客様でも、一度は顔を合わせて打ち合わせをするようにしています。顔を合わせておくと、その後の電話やメールをするときも、顔が浮んできます。それに、クライアントの顔を思い浮かべると、「絶対喜んでもらえるものを作りたい!」と強く思えるんです。

和歌山県ならではのリフレッシュ法は?

事務所の窓が大きく、部屋からは山の景色と紀三井寺が見えるので、仕事の合間にコーヒーを飲みながらボーっと眺めてリフレッシュしています。

20160517_nanjo_5.jpg

ハイパーメディアキャラクターのクログラ&シログラ

今後の目標をお聞かせください。

お年寄り向けの商品開発にも力を注いでいきたいと考えています。そして、毎年コンスタントにヒット商品を生み出していきたいです。

最後に、地方で働くことに興味のあるフリーランサーへ一言お願いします。

どんな土地で働いても、やはり人と人で仕事は成り立つと思います。フリーランスは個々の働き方ですが、決して一人で仕事はできません。個々だからこそ、人との出会いや繋がりを大切に楽しく働きましょう!

※この連載のバックナンバーはこちらからご覧ください。
南條祐弥

Writer 南條祐弥

ライター・Rhythmoon編集部メンバー
児童文化や女性のライフスタイルの分野を得意とする、大阪在住のフリーランスライター。コラムやシナリオを執筆するほか、書籍の編集協力、取材レポートの提供なども行なっている。リズムーンでは、地方で働く女性フリーランサーの多様なライフスタイルを発信中。趣味は絵本を読んだり、映画を観たり。ハイキングに出かけるのも好き。
http://ameblo.jp/original-ehon/

南條祐弥さんの記事一覧はこちら