子どもの野菜嫌いは遺伝子のせい!? 「野菜の味」を経験させるには?

farm_title.jpg

子どもは葉物が苦手なようにできている

こんにちは。Farm Rootsの佐藤亜弥美です。
お子さんが野菜を全く食べないという話をちょくちょく聞きます。1~2歳の子は葉物が苦手なことが多く、それ以上の子は好き嫌いが大分はっきりしてきて、「ニンジン嫌い」「玉ねぎの煮たやつはダメ」などこだわりが表れてくるようです。

実は1〜2歳児が葉物を好きでないのは遺伝子的に避けるようにインプットされているという学説があります。というのも、葉物の中には毒が入っているものが元来多いのです。ほうれん草などに含まれるシュウ酸は湯がかずに多量摂取すると食中毒を引き起こしますし、野に生えている葉っぱ類はどれが薬草になってどれが毒になるのか、大人でないと判断ができません。ですから本能的に緑の葉っぱは避ける傾向にあるのです。きのこなども同じだと思われます。

ですので葉物嫌いは心配することはなく、ハンバーグにみじん切りにして入れたり、味噌汁にすりおろしてあげたり、少しずつ摂取して味の経験を積ませることが大事なのです。
今でこそ野菜中心の生活をしている私ですが、小さい頃は好き嫌いも多く親を悩ませたこともあったそう。中学生くらいまでナス、きのこ類、牛乳が嫌いだったのです。そんな私が大人になって野菜をもりもり食べられるようになったのは、幼い時からの経験があったからだと思っています。

味の経験が舌を作る

例えば納豆がそうですが、まったく納豆を食べたことがない人に納豆を与えると、まず食べないだろうと思います。でも納豆は人気食品のひとつです。納豆が嫌いな方もいますが、こんなにも多くの人に納豆が支持されているのは、幼いうちから離乳食などで納豆を食べ、親が食べているのを見て、だんだんと舌が納豆を受け入れるようになったからです。また、ビールも同じですね。ビールって苦いし、辛いし、社会人に成りたてのころは飲むのが辛かったという人も多いですが、無理やり飲まされているとだんだんおいしくなってくる。最近では上司がビールを強要しないので、ビールを飲まずにカクテルやチューハイで済ませる若者が増え、ビール人口はどんどん減っているそうです。かくいう私もビールを飲む機会がなく、ビールは飲めません。

野菜もこれと同じで、小さいうちに野菜嫌いだったからといって子どもの献立から野菜を排除してしまうと、味の経験が積めないので子どもの舌は野菜の繊細な味を味わう能力が欠けてしまい、大きくなっても嫌いなままになってしまいます。また、野菜を食べさせたいばかりにカレー・ケチャップなどで味の根本を変えてしまうと、確かに子どもは食べますが、野菜の味が消えるのでこれまた舌が成長しません。

ですので、なるべく野菜本来の味は残しつつ、食べやすい状態にしてあげるということが大事かと思います。

  • みじん切りにして肉やご飯に混ぜこみ、食べやすくする
  • スティック状にして持ちやすく、ディップで楽しさを
  • 煮込んだ野菜スープで野菜は食べなくともせめてエキスを味わう

20160603_sato_1.jpg

私の息子も離乳食~1歳半までは野菜どころかごはんもあまり食べなかったですが、このやり方で奮闘したところ突然野菜を食べるようになりました。でも、一番大事なのは家族みんなで笑って食べることですね。ごはんの時間が楽しければ大人になってもごはんを丁寧に楽しむ人になれます。

6月の一品レシピ

というわけで今月ご紹介するのは、いろんな野菜が子どもも大人もたくさん食べられてヘルシーな、鶏つくねバーグ。

20160603_sato_2.jpg

野菜入り鶏つくねバーグ おろしソース

●材料(4人分)
つくね

鶏ひき肉 350g
木綿豆腐 50g
小松菜 3把
ネギ 1/3本
醤油 大さじ1
片栗粉 大さじ1
ショウガ 1/2片

おろしソース
大根おろし 100g
人参おろし 50g
グリンピース 5莢分
酒 大さじ1
醤油 大さじ1
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1/2
水溶き片栗粉 大さじ1


●作り方
1. ネギ・小松菜はみじん切りにし、汁気が出たら絞ってボウルにとっておく。

2. つくねのその他の材料と1をよく混ぜ合わせる。
3. フライパンに油(分量外)を熱し、ハンバーグの形に成形した2を両面焼く。

4. 水溶き片栗粉以外のおろしソースの材料すべてを鍋で煮る。 1でとっておいた小松菜の汁気も入れる。
5. グリンピースに火が通ったら、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。おろしソースをつくねにかけて完成。

※小松菜などは青物独特の臭みがあり、お浸しなどは子どもにはハードルが高いもの。ぜひ柔らかいお肉と混ぜてほんのり小松菜の味を楽しみましょう。おろしソースはたくさん作って、酢を入れてドレッシングにしてもおいしいですよ。我が家では又割れ大根などB品を使って、グリンピースなしのものをたくさん作っています。

【Farm Rootsからのお知らせ】

Farm Rootsではお野菜詰め合わせセットを宅配でお届けしています。圃場では農薬や化学肥料を使わず、自然の力いっぱいで育てる旬の野菜を食べて、元気な体で元気に働きませんか?一度お試ししていただくお試し便のほか、会員になっていただく定期便もございます。くわしくはブログにて。Farm Rootsのお野菜定期便をおすすめする理由

160205_sato_3.jpg

佐藤亜弥美

Writer 佐藤亜弥美

高校卒業後に横浜へ。アフリカテント旅、登山用品店勤務などを経て恵那市笠置町へ夫と共にUターン。有機農法の健康な野菜を提供するFarm Rootsを立ち上げ、子育てしながら農作業に勤しんでいる。
夢は農家民宿開業と、有機農法のノウハウを途上国に伝えること! Farm Rootsはいつでも遊びに来てくれるお客さんを待っています。
http://blog.livedoor.jp/farmroots/

佐藤亜弥美さんの記事一覧はこちら