藤野暮らしと「おもてなし乾物ごはん」はじめます

はじめまして。リズムーンでコラムを担当することになりました料理研究家の越野美樹です。二宮で昭和5年から続く煮豆総菜店の三代目女将をつとめあげ、このたび相模原市の藤野地区に移転します。

藤野は、戦時中に芸術家が疎開したことから、町おこしとして芸術家を誘致。今では町のあちこちに芸術作品が展示され、工房もたくさんあります。地域通貨や自家発電、オーガニックの市など、ロハスに関心の高い人々が集まり、心地よいコミュニティが広がっています。私も今秋に料理教室とイベントの拠点を作り、藤野ぐらしを楽しんでいきたいと思っています。

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藤野のシンボルともいえる巨大な緑のラブレター。目にしたことがある方も多いのでは?

さて、私の料理教室では、ていねいに炊いたご飯と、ご飯に合うおかずを大切にしています。この成分がよい、この食材は食べてはいけないということではなく、自分が美味しいと感じる季節の恵みを頂くことが一番ではないでしょうか。

暑くなってくるとご飯が食べにくくなりますね。今日は酸味を生かして食欲がすすむ、ライスサラダをご紹介します。お豆のも、消化の良い炊き方をご紹介します。

「ひよこ豆と旬野菜のライスサラダ」

ひよこ豆は、脂肪が少なく、暑い夏にもさっぱり頂けるお豆。まとめてゆでておくとサラダやパスタなどにも活用できます。

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〈材料〉2人前
ひよこ豆  50g
昆布    3cm角
自然塩   小さじ1
炊いたご飯 茶碗2杯分
梅酢    大さじ1
穀物酢   大さじ1
ミニトマト 5粒
きゅうり  1/2本
赤玉ねぎ  1/2ヶ
梅酢    大さじ1
スプラウトなどの薬味 適量



〈作り方〉
1) ひよこ豆は3倍以上の水に一晩つけ、その水は捨てる。
2) 鍋に1とかぶるくらいの水、昆布を入れて強火にかけ、アクをすくいいながら沸騰してから10分ほど保つ。
3) 弱火にして蓋をし、20~30分ほど弱火にかける。
4) 豆が柔らかくなったら自然塩を入れて味をふくませ、冷ましておく。
5) 赤玉ねぎは薄くスライスして梅酢につけておく
6) きゅうりは薄い輪切りにして自然塩(分量外)ひとつまみを加えて和えておく。
7) 炊いたご飯に梅酢、穀物酢を加えて縦に切るように混ぜる。
8) 7に4、5、6を加えて和える。
9) 器によそい、スプラウトをあしらう。

お豆をゆでるときは、浸水した水は捨てて、ゆでこぼしをしないことが多いです。昆布を一片入れることで豆がやわらかくなり、消化を助けてくれます。金属製の鍋よりも土鍋を使うとふっくらと仕上がりますよ。少量でゆでるよりも、200gくらいをまとめて炊き、サラダやパスタなどに使い回すのがオススメです。

お豆をはじめとした乾物は食材を乾燥させることでうま味や栄養価がアップする、無添加のインスタント食品。
常備しておくと非常時に備えられるので、ローリングストックに便利です。乾物は面倒と思われる方も多いのですが、数分戻すだけで、手軽に使えますよ。

食事は我慢するものではなく、楽しんでいただくもの。ぜひ、自分がおいしいと思うお料理を作りましょう。それでは、月に一回お届けする「おもてなし乾物ごはん」をお楽しみに!

越野 美樹

Writer 越野 美樹

アトピーをきっかけに、オーガニック野菜や伝統調味料を取り入れて完治。心や体の内側から美しくなるお料理をお伝えしたくて、野菜と乾物を使った料理教室をはじめる。料理だけでなく、陰陽五行を用いたり、身近な食材を使ったお手当のレクチャーも。2016年秋、湘南から藤野に移転。http://www.kosibun.jp

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