ドイツのフリーランサー人口推移に見る働き方の多様化 

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カフェで仕事をするベルリンの人々。絵になります。

皆さん、こんにちは!
気がつけば、なんと9月も後半。2016年も残りわずか3ヶ月とちょっとになってしまいましたね。今年の9月、ドイツでは信じられないくらい暖かい日が続き、夏の終わりを噛みしめながら過ごすことができました。 

最近、ドイツのフリーランサー人口の推移というおもしろい統計を発見したので、そのグラフを元に働き方の多様性について考えてみたいと思います。 

ドイツのフリーランサー人口は増加傾向 

以前、ベルリンのフリーランス事情をご紹介しました。政治的な不安定さからか、ベルリンに本社を置く企業が少ない、主だった産業がないなどが原因で、自分でカフェを始めたり、個人事業主もしくはフリーランサーとして仕事を始める人が多い傾向にありました。

2000年代以降は、物価と家賃の安さから多くのフリーランサーたちを惹きつける都市へと変貌を遂げていき、ベルリンは「フリーランスに優しい都市」と言われるようになりました。

一方、ドイツ全体ではフリーランサーの数はどうなのでしょうか。 

ドイツ国内のフリーランサーの数は、2016年で134万人(データ参照)。10年前の2006年の90万人という数字と比べても、44万人以上の人がフリーランスで仕事を請け負うようになっています。1992年の統計以来、フリーランサーの数が増え続けていることは着目すべきポイントです。

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ドイツのフリーランサー人口の推移(データ参照

フリーランサー増加の理由

フリーランサーになる理由は人それぞれ。私のように就職先に困ったからフリーランスになった人もいるでしょうし、スケジュールを自由に組みたい、もっと短時間勤務にしたい、世界中の好きな場所で働きたい!という方もいるでしょう。

インターネットの普及やデジタル化に伴って、フリーランス職でできる業種が増えたこともフリーランサー増加につながっていると考えられます。私のようなWebライターもその一つですね。  

最近のベルリンの傾向としては、会社に属しながらも在宅で仕事を続けるケースも増えています。場所によらず自分のペースで働くことができるのは魅力的ですよね。とくに子育て中の女性にとってはメリットが多いのではないのでしょうか。  

自分らしい働き方を選択できる自由

統計が示すようにフリーランスで仕事をする人はますます増えることが予想されます。つまり、働き方は多様化しているということ。

フリーランスと会社員、どちらが優れているということではないのですが、もっと自分の性格や環境に合った働き方ができるようになるということは、今日本が抱える多くの問題(待機児童問題、ひいては少子化問題、それから長時間労働や職場環境に対するストレスや鬱の人の多さ)を改善することに繋がっていくのかもしれません。

尾形 絵美

Writer 尾形 絵美

大学在学中からお金を貯めては海外へ旅へ出る。卒業後日本で就職したものの、海外への憧れが止まらず、出国。スペイン→オーストラリア→シンガポールの後、ドイツはベルリンへ移住。2015年会社員からフリーのライターへ転身。駆け出しフリーランス生活やドイツについて執筆中。日本語も教えています。
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