【永久保存版】契約や支払いのトラブル予防のためのチェックリスト

これまでの予防編契約編解決編の話の内容を整理して、リストを作成しました。

これは、あくまでもひとつの例で、心構えなどはどれも当たり前に見える項目なのですが、渦中にいると冷静な判断力を失うことや、一人で社会を相手に仕事を確立していかなければいけないフリーランスにとって、お金や信頼関係のトラブルからは物理的にも心理的にも追い込まれやすいことを、私自身も体験しました。

自分の思考や感情の癖、トラブル時に出てきてしまう自分自身の性格の弱みなども加味して、契約時に自分が意識したいことなどをスモールステップで言葉にしておくと冷静に対処できるのではないかと思います。よかったら参考にしてみていただき、それぞれご自分のものを作ってみてはいかがでしょうか。


契約や支払いのトラブルを予防するためのチェックリスト(例)

《心構え》
◆ フリーランスは弱者になりがち。トラブルの"予防"を。
◆ 信頼できるクライアントさんと仕事する。
◆ (残念だけど)性善説に頼るのはキケン。しっかりした契約も大事。
◆ 条件があわない時の折り合いのつけ方を、自分で決める。
◆ 判断に迷ったら、自分にとってのメリットとデメリットを比較。
◆ 専門家に上手に相談。行政機関や司法書士会・弁護士会の窓口も利用。
◆ 法的手続きなど、自分でできることはしてみることも考える。


《クライアントさんと仕事をする前に》
□ 初めてお仕事する相手のことは、慎重にチェック。
□ 飛び込みのお客さんは、まず警戒。
□ その企業(人)の評判はどう?ネットや知人から情報収集をする。
□ お金の持ち出しはなさそう? ある場合、どんな場合でいくらまでならOK ? (前金をもらう、途中で支払ってもらわないと次に進めないなどの策も考える)
□ 相手の住所はもちろん、メイン口座がある銀行と支店を知っておくと、トラブルのときに役立つかも。

《契約を結ぶときには?》
□ 書面でしっかり契約を。(お互いの真意から合意がとれた証拠として、実印を押した「契約書」が効果的)
□ 手紙やメール、発注書なども、法律上れっきとした資料になるのでとっておく。
□ 仕事を受注する側から契約書を用意してもOK
□ 何の仕事に対して、いくらの報酬か明確になっている?
□ 報酬を支払ってもらえる期限・方法は?
□ 契約を解除するときの条件は?
□ 特約(例外)についての詳細は?
□ 先方ばかり有利になっていない?平等にしてもらおう。
□ 気になるときは、専門家(弁護士や行政書士)に相談も。
□ 契約書の内容に納得がいかなければ、変えてもらってOK
□ 法務部などがしっかりしている企業は、変更に手間取ることも。
□ 意見があわない場合の、折り合いのつけかたを自分で決める。
□ 契約書の内容は、あとから合意で変更することもできる。

《まさかのトラブル!報酬をもらえない時は?》
□ 段階をふんで、最初はソフトに催促。
□ 送った記録が残る郵便で請求。「書留」「特定記録」最終的には「内容証明郵便」。
□ 法的手段をとる時には、いくつか種類がある(調停、支払督促、訴訟など)
□ 裁判の書類などは相手に郵送されるので、書類が相手に届く住所を知っていることが必要。
□ 報酬をもらえる有利な判決がでても、まだ払ってもらえなかったら、強制執行を裁判所に申し立て。
□ 相手の口座をさしおさえる(相手のメインバンクを知っているといい)。
□ 言い分がくい違うとき、違う条件を先方が出してきた時は、納得できる折り合いのつけ方を考える。
□ それでも、払ってもらえないことも。だから、"予防"はとても大事!

仙波 千恵子

Writer 仙波 千恵子

ライター・Rhythmoon編集部メンバー
大学時代に編集プロダクションでライターを始め、フリーランスに。結婚後、知的障がいの息子を含む3人の育児が少し落ち着いた時期に、新しい教育を追求して学習塾に勤務。その後再び独立し、教育、働き方、女性の生き方、地域などの取材記事の執筆や、教育コンテンツの開発、講師などをしています。東京郊外の高尾に在住。
http://fwook.net/

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