第15回 売れるフリーランスになるための自己投資とは

こんにちは。中小企業診断士のつだまどかです。

先日、子どもたちを連れて地元のお祭りに行った時のこと。帰り際に、花火が打ち上がり始めると、4歳の娘が「うるさい、怖いっ!!」と言って、耳を塞ぎだしました。友人親子と自転車で移動中に運よく絶景スポットを見つけられたため、途中自転車をとめて、子供たちを前後に乗せたまま、花火鑑賞をすることにしました。
次々と打ち上げられる大きな花火を目の前にして、娘は表情をこわばらせながらも、色鮮やかな夜空を眺めていました。 私も、友人と会話しながら花火に釘付けになってしまっていたのですが、気がつくと娘は後部座席で熟睡していたのです!
あれだけ怖がっていたのに、近距離の花火の爆音が鳴り響く中で寝落ちできるって、すごいです。

自己投資、できていますか?

前回のフリーランスのための売上アップに繋げるタスク管理術 でご紹介したように、フリーランスが今後の売上拡大を狙っていく際には、守りのタスク管理に加えた攻めのタスク管理が不可欠です。攻めのタスク管理とは、将来の自分のためのタスク管理術で、今後の自分の成長に繋がるタスクに充てる時間を先取りで確保すること、つまりは自己投資です。
成長志向のフリーランスの多くはすでに忙しいでしょうし、仕事に加えて家事も育児も、となれば自分の身だしなみを整えることすら、疎かにしてしまいがちです。ここで分かれ目となるのが、内外両面に自己投資し、自分自身を整えることができるかどうかです。

中身はもちろん、外見も意外と重要

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制作活動や請負業務など1人作業が多いフリーランスですが、室内に篭りきりだったとしても、最低限の身だしなみは整えるべきだと、私個人は考えます。 極端な例かもしれませんが、顔も洗わず着替えもせずでは、ON/OFFの切り替えもままなりません。

「汚い部屋だと、運が入ってこない」とはよく言いますが、「部屋を我が身、運を仕事」と置き換えても、同じことが言えるのではないでしょうか。
私も自分に言い聞かせていることですが、姿勢を整えること、できる限り体型を維持すること、規則正しい生活を送ることで、自分自身という器をなるべく劣化させないことは、今後の仕事にも好影響であるはずです。

中身については、言わずもがなです。新しい知識やスキル、資格、人脈を獲得していくことで、可能性の幅はどんどん広がっていきます。

内面の自己投資の王道は、情報収集・セミナー・ネットワーク形成

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仕事の質や幅を進化させるには、自分自身の強みを強化するための取り組みを継続することが必要です。

そのための王道が、

・読書や新聞、業界誌、専門情報サイトからの情報収集
・効率的にノウハウを習得できる有料セミナーへの参加
・同業者や顧客候補となる層とのネットワーク形成

です。

トレンドを含めた情報収集は、ビジネスパーソンとしての基本です。興味があるキーワードを複数組み合わせて検索してみると、自分が求めているコンテンツを発見しやすくなります。

巷でよく開催されている無料セミナーは、その先にある商品・サービスに誘導するための集客手段ですから、予備知識の習得と割り切って臨むにはいいかもしれません。有料セミナーは、正直ピンキリですが、講師のプロフィールや口コミなどを参考に、参加するうちにハズレを引くこともほとんどなくなります。 ネットワークの形成手段としては、同業種・異業種交流会への参加はハードルが高いかもしれませんが、有料セミナー後の懇親会や興味がある分野のオンラインサロンに参加するだけでも、人脈の土台を広げることができるでしょう。
いずれにしても、一過性のものではなく、継続することです。

自己投資をしているフリーランスとそうでないフリーランスでは、1年後、3年後、5年後、10年後とみるみる大きな差が生じることになるでしょう。

つだまどか

Writer つだまどか

元ネイリストの美容業界専門経営コンサルタント。中小企業診断士。
ネイリスト時代の1万人以上の接客経験と5年連続売上・利益ともに二ケタ成長させたマネージャー時代の経験を活かし、中小企業経営者やフリーランス向けにコンサルティング、講師、執筆活動を行っている。
http://ameblo.jp/tiara-madoka/

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