女性脳に響く起業本を作りたかった。『愛されてしっかり稼ぐ! セルフブランディング起業術』著者・飯沼暢子さんインタビュー(前編)

世界観プロモーション®という独自のメソッドで、月商100万円稼ぐ起業家育成プログラムを展開されている飯沼暢子さん。今年9月に上梓された初の著書『愛されてしっかり稼ぐ! セルフブランディング起業術』の出版秘話についてお聞きしました。(聞き手:編集長オノリナ)

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飯沼暢子さん

世界観プロモーション®代表 起業家プロデューサー
早稲田大学(人間科学部臨床心理学専攻)を卒業後、IT系ベンチャー、大手広告代理店でのビジネスプロデューサー、編集者を経て、2011年より「世界観プロモーション®」を立ち上げ、個人、法人向けに起業コンサルティング、マーケティング・コンサルティング、ブランディングコンサルティングを行っている。
HP:
http://sekaikanpr.jp/

まず、起業家プロデューサーとしてのお仕事を教えてください。

個人起業家の方や小さな会社の経営者様が、好きなことをオリジナルビジネスにして自立する方法、SNSを活用したブランディングと集客の仕組み化の方法をお伝えしています。

セラピスト、カウンセラー、講師、美容家、パーソナルトレーナー、イメージコンサルタントなど、主に対人支援のお仕事をしている個人起業家や、独自のメソッドを講座やスクールとして展開されたい法人様を主なクライアントとしています。

以前は、ご自身も食事療法家として活動されていた時期もあったと著書で読みました。どのようなきっかけで、プロデューサーに転身されたのですか。

広告代理店でメディアプロデューサーとして充実した毎日を送っていた30歳のとき、ハードワークにより心身を壊してしまったんです。そのときに、漢方やアロマなどの東洋医学と自然療法で回復した経験から、「食事によって健康でいられる方法」「未病の考え」を広めたいと思い、食事療法家として起業しました。

ですが、自分は食事療法を深く突き詰める職人肌の起業ではなく、職人肌の方たちの知恵や才能を世間に伝えるプロデューサーとして「食事療法」に関わりたいと次第に思うようになり(その頃の葛藤については本の中でも詳しく触れています)、一度会社員に戻り、兼業で起業プロデューサーとして再びリベンジ起業し、現在に至ります。

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1度目の起業の経験が、現在の活動につながっているのですね。今回、『愛されてしっかり稼ぐ!セルフブランディング起業術』という本を出そうと思ったきっかけを教えてください。

起業1年目に、起業のノウハウを毎日一言ずつお届けするステップメールを366日つづけました。そのときに、「メルマガに感動しました」「ひとつひとつやってみます」という声をいただくにつれ、メルマガの内容をまとめて読みやすくできたらと思い、開封率が高かったメルマガの件名を並べて本の目次案にし、出版企画書を書きました。

366日続けられたとは、すごいですね! 出版はスムーズに決まったのですか?

起業2年目に入った頃、ある出版セミナーに初めて足を運んだところ、「7年は同じ職業をやっていなくては本を出せない」と言われたんです。でも私は「今」届けたかった。そんなときにタイミングよく、リズムーンが企画のたまごやさんと出版セミナーを開催すると知り、参加しました。

その数日後、企画のたまごやさんにさっそく企画書を送ったところ、翌月には出版社からオファーをいただくことができました。出版が決まるまでは運がよく、順調だったと思います。

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あのイベントのことは、今も印象深く残っています。出版したいという情熱を持った方々が性別・年代問わず参加されディスカッションされていましたよね。その後、出版までは順調だったのですか?

いえ。オファーをいただいたあとに、自分の中で「時代の移り変わりとともに変わるマーケティングノウハウだけではなく、一生使える働き方のバイブルにしたい、本質的なことを伝えたい」という思いが高まってしまって。納得できるものを書きあげるまでに何十回も書き直し、結果、2年の月日がかかりました。その間、辛抱強く待ってくださった出版社のみなさまには本当に感謝しています。

実際に本を拝見して、ビジネスやマーケティングの話も難しさを感じることなくすらすらと読み進めることができました。女性向けの起業本として、意識した点やこだわった点はどんなところですか?

起業の本というと、男性著者による硬いマーケティングノウハウ中心の本か、女性著者をタレント化したキラキラ起業女子本しかない印象でした。それぞれ世の中に必要な本だと思いますが、私は、マーケティングとブランディングの本質を体系的に学べ、一生ものの知識となり、女性脳でも受け取りやすい表現のものを作りたいと思いました。

そのため、女性が受け取りやすい言葉づかい、デザイン、イラストにこだわり、ワークシートや事例を多く取り入れ、また6ヶ月で高額商品を販売できるようになるためのロードマップを紹介して、読者が自分一人でも起業準備を進められるようにしました。

また、「市場でこれが売れそうだから」「人からこれをやるといいと言われたから」という他人軸からビジネスを決定するのではなく、「自分はこれをやりたい」「誰々のために役立ちたい」と、自分軸にフォーカスできるコーチングの質問を多く入れたのも特徴です。

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ロードマップを「6ヶ月」と設定しているのはなぜですか?

私の主宰する6ヶ月のコンサルティングを、擬似体験していただくためです。これまで約200名の方をコンサルティングしてきた経験から、前半3ヶ月は、自分の棚卸しを行い、頭の中を起業家脳に入れ替え、オリジナルビジネスの企画を作る作業と1000人のファンづくりを行っていただき、後半の3ヶ月で販売実践を行うという時間の使い方がベストだと考えているからです。


インタビュー後編に続く

オノリナ

Writer オノリナ

合同会社カレイドスタイル代表・リズムーン主宰
女性向けWebメディア編集、フリーランスを経て設立。国内外のネットワークを活かして最適なチームを組みながら、研究機関のサイエンスアウトリーチ支援や、企業オウンドメディアのコンテンツ企画・制作を数多く手がけている。「しなやかに、自分らしく」働き、生きる女性のためのコミュニティ「リズムーン」でイベントやセミナーを不定期に開催しているほか、働く女性のためのコンセプトショップ(2019年春オープン)事業を展開。プライベートでは、3人の子を持つワーキングマザー。趣味は卓球。

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