自分が理想とする女性の生き方を体現する人になりたい。『愛されてしっかり稼ぐ! セルフブランディング起業術』著者・飯沼暢子さんインタビュー(後編)

世界観プロモーション®という独自のメソッドで、月商100万円稼ぐ起業家育成プログラムを展開されている飯沼暢子さん。後編では「セルフブランディング」の大切さや出版前後でのビジネスの変化、出版をどのようなチャンスとして活かすのとよいか、についてお聞きしました。(聞き手:編集長・オノリナ)

(インタビュー前編『女性脳に響く起業本を作りたかった。『愛されてしっかり稼ぐ! セルフブランディング起業術』著者・飯沼暢子さんインタビュー(前編)』から続く)

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飯沼暢子さん

世界観プロモーション®代表 起業家プロデューサー
早稲田大学(人間科学部臨床心理学専攻)を卒業後、IT系ベンチャー、大手広告代理店でのビジネスプロデューサー、編集者を経て、2011年より「世界観プロモーション®」を立ち上げ、個人、法人向けに起業コンサルティング、マーケティング・コンサルティング、ブランディングコンサルティングを行っている。
HP:http://sekaikanpr.jp/

著書では、「セルフブランディング」の重要性が多く語られていますが、飯沼さんが考える「セルフブランディング」とは、どのようなことでしょうか?

咲くべき場所で堂々と咲いた花には、自然と蝶やミツバチがあつまりますよね。それと同じことで、セルフブランディングとは、まず自分を知り、見せ方を磨いてお客さまを惹きつける存在になることです。

そのためにも、自分は何者なのか、何をお客さまに提供して、どんな世界をつくりあげたいのか。自分の唯一無二の部分に着目し、その「世界観」を思考や行動、言葉や画像で表現していくことが大切です。そのツールとして、SNSを活用しない手はありません。

思いはあっても、SNSで何を書いてよいのかわからず、投稿が続きません・・・という方には、どのようにアドバイスをしますか?

まず、SNSを使いこなすためには、それぞれのメディアがもつ特徴、役割と、取り組むべき優先順位、自分やお客様との相性を見極めることが大事です。何を書いていいかわからない場合には、価値観が近い方、同業界の方をまずはリサーチすることから始めましょう。そして、書くテーマを参考にして、内容は自分の解釈で書いてみましょう。普段から、アウトプットする前提で過ごす習慣がつくと、意外と、ネタはそこらじゅうにあるものなんですよ。

投稿を続けるコツは、目標をもつことと、反響を得ることだと思います。目標というのは、「○○さんのようなインフルエンサーやブロガーになり、セミナーを満席にして、出版のオファーをもらい、PR案件をもらい、メディア出演依頼をもらい、こんな人たちの役に立つ日々を送りたい」と具体的に描くことが大切です。

反響を得るためには、その時々で一番盛り上がっているSNSを選ぶと、続けるモチベーションになると思います。今ならインスタグラム、LINE@がバブルで反響が多くやりがいを感じやすいですし、楽しみながらできると思います。

上記のようなSNS施策と同時に、その後、しっかりビジネスにつながるように、ステップメールやメルマガ、LINE@で顧客育成する受け皿、Facebookで応援しあえるつながり、環境を作っておくことも大切です。

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セルフブランディングにおいて大切なことを3つあげるとしたら何ですか?

自分の価値やもつ世界観を正しく知ること、プロデューサー視点で企画すること、主役視点で実践し表現することだと思います。

本の反響や、出版前後で変化したことがあれば、教えてください。

おかげ様で発売初日は、Amazonの「女性と仕事」ジャンルで3位にランクインしました。また、毎日のように全国から感想が届くのが何よりうれしいことです。周りの人が、すごく喜んで、お祝いしてくれたのもうれしかったですね。これまでやってきたことをひとつ証明できた、インターネット以外の場所に体系化したものを出せたという安堵感も大きかったです。 本は、3〜4時間の講演と同じくらいの情報量を届けられるので、価値観が浸透しやすく、信頼、ロイヤリティの形成に有効なメディアだと感じています。

ビジネス面では、世界的な顧客をもつ美容家や、名だたるメソッドを日本に導入した心理学者の方、協会主宰者など「先生」という立場の方が手にとってくださり、生徒さんにおすすめしていただくという展開がうまれました。

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11月に開催された出版パーティの様子

出版前からFacebookでグループを作成するなどして、プロモーションにも積極的に取り組まれていましたね。

やはり本は書店や出版社にお任せだけでは売れず、著者がいかにファンと応援者をもっているかが要だと強く感じました。書店では、1ヶ月目の新刊扱いの時期に最も露出されるので、今後自分ができるプロモーションとしては、Facebook、アメブロ、インスタグラムでフォロワーを増やすことだと考えています。

この本を、これからどんな人に届けたいですか?

独立起業をして、自分なりに努力をつづけ、固定のお客様もいるが、さらにやりがいを感じる次のステージに登りたいと思っている人です。また、好きなことを仕事にしたいと資格を取り、副業や複業で始めたことを本業レベルにしたい人、男性的なマーケティング手法に疲れ、女性ならではの発展の仕方に切り替えたい人にもおすすめです。

これから挑戦してみたいことはありますか。

4年間起業コンサルタントとしてやってきて最も実感しているのは、自分のメソッドを説明するよりも、自分がロールモデルになることが何よりの説得材料になるということ。自らが遠慮せず自分のもつ可能性や価値を認めて、自分が理想とする女性の生き方を体現する人になりたいと思っています。

次に本を出すなら、起業の枠を超えて、女性が自分らしく生きることをブランディングするライフブランディングの本、マーケティングの本なら、ブログやインスタグラムの本でしょうか。お役に立てるコンテンツが書けるように、日々自分も挑戦していきたいと思っています。

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最後に、これから出版したいと考えている方に向けてのアドバイスをお願いします。

出版は、「読者が読みたいテーマ」「出版社が売りたいテーマ」「自分が出したいテーマ」の重なった企画が生まれたときに叶うものだと思います。自分視点だけでなく、読者視点や出版社視点でどんなコンテンツが届けられるかな?といつも考えながら書店の棚やAmazonのランキングなどを研究してみると、「この本の横に並べる本を、わたしなら作れる!」と発見があると思います。

それから、出版をするとビジネスがうまくいくきっかけになりますか?と聞かれることがあるのですが、「出版をすればビジネスがうまくいく」という考えよりも、「出版をきっかけにビジネスを成長させる」と自分で決心することが大切です。そのための計画、事前準備(書籍のコンテンツをセミナー化する、出版キャンペーンなどを行う準備など)をしておき、出版後もできる限りのことを自分で行うことが大切です。

オノリナ

Writer オノリナ

合同会社カレイドスタイル代表・リズムーン主宰
女性向けWebメディア編集、フリーランスを経て設立。国内外のネットワークを活かして最適なチームを組みながら、研究機関のサイエンスアウトリーチ支援や、企業オウンドメディアのコンテンツ企画・制作を数多く手がけている。「しなやかに、自分らしく」働き、生きる女性のためのコミュニティ「リズムーン」でイベントやセミナーを不定期に開催しているほか、働く女性のためのコンセプトショップ(2019年春オープン)事業を展開。プライベートでは、3人の子を持つワーキングマザー。趣味は卓球。

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