誰かのために社会のために活動する人々を紹介するコラム「未来へ紡ぐストーリー」最終回

誰かの大切な想いを知ること。
そして、その想いを未来へ紡いでいくこと。
それは、今を生きる私たちひとりひとりの役割なのかもしれません。

未来へ紡ぐストーリー」は、2015年から誰かのために、社会のために、地球のために活動するみなさんをご紹介してまいりました。約3年半連載させていただいたこのコラムもリズムーンのリニューアルに伴い、今回が最終回となります。そこで、このコラムについて少し振り返ってみたいと思います。

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コラム書いてみない?

このコラムのスタートは、編集長の小野さんに「コラムを書いてみない?」と誘っていただいたこと。連載だなんてうれしい反面「コラムといっても何を書けば......」と途方に暮れました。仕事、家庭、勉強など、すでに自分らしいライフスタイルを見つけたり、読者の方にその道の専門家も多数いらっしゃる中、下手なことは書けないぞと全然テーマが思い浮かばない。

グルグルとさんざん考えた結果、「一度きりの人生。仕事も趣味も楽しもう。そして+αを追加する。」をコンセプトに、誰かや社会、地球のために活動をする方々のご紹介をしようとそれらしい感じの企画をしてみたところ(笑)、GOすることに。でも、この時点では取材先や方法などはまったく決まっていませんでした。

そして、小野さんと何度もやり取りをして「未来へ紡ぐストーリー」とタイトルを決め、スタート。

私は屋号やドメインなどを持っていないため、Gmailの個人アドレスから、取材をしたいとご連絡をするも、実績もない最初は怪しまれる日々。いくつもお問い合わせをした中から、初回はヘアドネーションの活動をする「Japan Hair Donation & Charity」さんをご紹介させていただくこととなり、今年最後のご紹介となった「NPO法人 ezorock」さんまでに、34の団体をご紹介させていただくことができました。怪しい(?)お問い合わせを真摯に受け止め、取材をお受けくださったみなさまには、感謝しかありません。

34の未来へ紡ぐストーリーの中から振り返る!

未来へ紡いでいきたい想い、活動の中から5つほど、振り返ってみたいと思います!

Japan Hair Donation & Charity

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記念すべき第1回目は、ヘアドネーションの活動をする「Japan Hair Donation & Charity」さんをご紹介しました。寄付によって制作されたフルオーダーメイドのウィッグを、小児がんやその他の疾病、先天性及び心因性の脱毛症・無毛症、不慮の事故、その他さまざまな理由により髪を失ってしまった18歳までのお子さんたちに無償提供するという活動をされています。自分の髪の毛が誰かのために役立ってくれます!

もし、ずっと髪を切っていないという方は30.48㎝以上あれば、ドネーションできますのでぜひ! 賛同美容室はこちらから検索できます。

未来へ紡ぐストーリーでのインタビュー記事はこちら

がんノート

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第8回でご紹介したのは「がんノート」さん。お話をお伺いした代表岸田さんは、少し前にアフラックのCMに出演されていました。自身ががんと闘病する中、知りたい情報を得ることができなかったことから、がん経験者ががん経験者にインタビューし、その内容をインターネットで生放送発信するという活動を行い、当事者からの情報を発信しています。「医療情報以外」、例えば、恋愛などについてインタビューされているので、がん患者の方が不安に感じるさまざまなことについて経験者の生の声を聴くことができる場が提供されているのは貴重な場だと思います。

未来へ紡ぐストーリーでのインタビュー記事はこちら

特定非営利活動法人ReBit

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第13回では「特定非営利活動法人ReBit」さんにお話をお伺いしました。国内人口の7.6%を占め、約13人に1人が性的マイノリティ「LGBT」であると考えられています。日本の多い苗字トップ6である佐藤さん、鈴木さん、高橋さん、渡辺さんといった日本の六大苗字の合算値より多いともいわれる、実はすごく多い「身近なマイノリティ」のひとつなのだそう。ReBitさんは、LGBTであってもなくても、すべての子どもがありのままでオトナになれる社会を目指し、教育現場でのLGBTの理解普及活動を行っています。

未来へ紡ぐストーリーでのインタビュー記事はこちら

Clown One Japan

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第18回ででご紹介した「Clown One Japan」さんは、病院で入院されている方々や高齢者施設、児童館、商店街などを訪問したりして、その場にいる方々に笑顔とユーモアを届ける「心のケアをする道化師(クラウン)」の活動をしています。この活動は、ロビン・ウィリアムズさん主演の映画「パッチ・アダムス」のモデルとなったDr.パッチさんの活動に共感した代表の金本さんが「日本でも!」と行う活動です。誰でもクラウンになれるそうですよ。気になる方は、「クラウンアンバサダー」の講座を受けてみてはいかがでしょう。

未来へ紡ぐストーリーでのインタビュー記事はこちら

NPO法人モンキーマジック

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第23回では障がい者理解を目的としたクライミングスクールやイベントを行う「NPO法人モンキーマジック」さん。「見えない壁だって、越えられる。」をコンセプトに、フリークライミングを通して、視覚障がい者をはじめとする人々の可能性を大きく広げることを目的とし、晴眼者(健常者)と視覚障がい者やその他の障がいのある参加者が一緒に楽しむ機会を作っています。代表の小林幸一郎さんは、パラクライミングの数々の大会で優勝されており、今年2018年も「ワールドチャンピオンシップ」視覚障害者B1の部で優勝されています!

未来へ紡ぐストーリーでの記事はこちら

インタビューをする中で、さまざまな活動をされている個人や団体に出会い、世の中にはまだ知らないことはたくさんあることを実感しました。

まずは知ることから。
そして、自分を見つめ直す。

そんなタイミングに「未来へ紡ぐストーリー」をちょっとだけ思い出してくださるとうれしいです。
取材を通して、解決すべき課題や「誰かのために」という素敵な思いが詰まったお話を伺うことができ、とても勉強になりました。

私たちはどんなストーリーを未来に紡いでいけるのでしょうか......。

3年半ありがとうございました。
またどこかで。

林 美由紀

Writer 林 美由紀

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。モノを書く以外にも、イラストレーターと合同でカフェでの作品展示など、形にとらわれない創作活動も。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。子は男の子2人。

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