詰め替え用パウチもリユース!オーストラリアで見つけたエコプロダクツ

国内外で暮らす女性たちが、「しなやかに、じぶんらしく生きる」日常をお届けするエッセイ。
コロナ禍で先行きが見えない生活の中で、バタバタ忙しい日常の中で、少し狭くなりかけた視野を広げ、自分らしく生きるヒントをお届けします。

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エコロジーに対する意識の高いオーストラリアには、エコプロダクツやオーガニック商品がたくさんあるのですが、なぜか洗濯洗剤やボディソープなどはシングルユースのプラスチック容器のものがほとんど。⁠⁠

詰め替えるタイプのものがないかと探していたところ、Zero Coというスタートアップ企業のサイトを見つけました。⁠⁠
洗濯洗剤や食器用洗剤、トイレ用洗剤などの家庭用洗剤と、ハンドソープやボディソープなどのボディケア商品を扱っていて、本体のボトルと詰め替え用パウチを販売しています。⁠⁠

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それだけなら日本の詰め替えタイプの商品と変わらないのですが、この企業がすごいのは、詰め替え用パウチもリユースしていること。⁠⁠
商品を買うと返信用の封筒が入っているので、詰め替えて空になったパウチを入れて送り返します。すると、そのパウチを洗浄したうえで、中身を入れて再利用するのです。⁠⁠
徹底してシングルユースのプラスチックをなくしていこうとする姿勢がすごいなと感心しました。⁠⁠

また、ボトルと詰め替えパウチはプラゴミをリサイクルしたもので、自分のボトルがどの地域から回収されたゴミでできているのかトレースできるようになっています。⁠⁠
ちなみに我が家の食器用洗剤ボトルは、インドネシアのジャワ海に廃棄されたゴミからできていました。⁠⁠
こういう情報があるだけでも、海洋プラスチックゴミの問題がぐっと身近に感じられますね。⁠⁠

実際に使ってみましたが、使い勝手も香りも良いし、価格もスーパーで売っているものと変わらないか少し安いくらい。⁠⁠
ボトルのデザインも統一感があり、それぞれのボトルに書かれた一言メッセージもユニークでおもしろいです。⁠⁠

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Zero Coのように、環境保全やサステナビリティを大切にしている企業がオーストラリアにはとても多いように感じています。⁠⁠
良いなと思った商品や企業の取り組みを見つけたら、またお伝えしていきますね。⁠⁠

松本幸

Writer 松本幸

ライター・Webディレクター・Berries and Flowers 主宰

ITベンチャー、女性向けメディア、外資系企業にて働く傍ら、フラワーアレンジメントを習い講師資格を取得。夫の海外転勤を機に退職し、アメリカのヒューストンに引越す。帰国後はフリーランスのWebディレクターとして働きながら「かわきばな®」を学び、お花のワークショップや作品販売を実施。現在はオーストラリアのメルボルンから、オージーライフのエッセイを綴っています。

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