アイロン大好きフランス人

国内外で暮らす女性たちが、「しなやかに、じぶんらしく生きる」日常をお届けするエッセイ。
コロナ禍で先行きが見えない生活の中で、バタバタ忙しい日常の中で、少し狭くなりかけた視野を広げ、自分らしく生きるヒントをお届けします。

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まだ日本に住んでいた頃、毎年数週間、義両親が日本に遊びにきていました。

義母は、苦手な料理以外の家事をいろいろとやってくれるのですが、ワイシャツやハンカチ以外にも、ジーンズや下着のタンクトップなどもアイロンをかけるのです。

私は「いいのいいの。ジーンズまでかけなくていいよ。」というのですが「そうなの?」と不満そう。

「洗濯物を干すときにパンパンすれば、アイロンかけずにすむのにな。」と思う程度でそこまで気にしていなかったのですが、実際にフランスに住んでみたら「なるほど、ジーンズにもアイロンがけが必要だ。」とわかり、私もなんでもかんでもアイロンをかける人になってしまいました。

憶測ですが、思い当たる理由はふたつあります。

一つ目は、こちらは水の硬度が高く、いろいろなものが洗うとにゴワゴワになるから。
柔軟剤を入れてもゴワゴワになるほどなので、干す前のパンパン程度では乾いたときにシワが残っているのでアイロンが必要になるのです。
ゴワゴワになる理由は、硬水のミネラルと洗剤の界面活性剤が結びついてしまい石けんカスとなり、カルキと一緒に繊維に付着するから。あとは、同じ理由で汚れが落ちにくいため、こちらの洗濯機はお湯がメイン、サイクルも長〜く回すので、そのせいもあり生地が早く痛みゴワゴワになるのかも、とも思います。

二つ目は地域限定の理由になってしまうのですが、ブルターニュは雨が多く、洗濯物がよく乾かないので殺菌&防臭のためでもあるのかな?といったところです。

「フランス人はアイロン大好きだなー」と他人事のように思っていた私ですが、
今では日本の実家に帰ったときに「それにもアイロンかけるの?」と母に言われるようになってしまいました。笑

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Writer 24rhythm

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