手軽すぎるコンポストに感動

国内外で暮らす女性たちが、「しなやかに、じぶんらしく生きる」日常をお届けするエッセイ。
コロナ禍で先行きが見えない生活の中で、バタバタ忙しい日常の中で、少し狭くなりかけた視野を広げ、自分らしく生きるヒントをお届けします。

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今回は、「これは良いな」と感動したごみ収集システムについてご紹介します。
私の住んでいる自治体では、家庭ごみの分別は ①一般ごみ ②リサイクル(紙、ダンボール、プラ容器、瓶・缶など) ③Food&Green に分けられます。

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3つめの「Food&Green」というのは、野菜の皮や種、魚・肉の骨、卵の殻、食べ残しなどのいわゆる生ごみと、伐採した木の枝や草花など。

これらのごみは、自治体が契約しているコンポスト施設で堆肥としてリサイクルされます。

日本にいた頃からコンポストは気になっていたのですが、臭いや手間などのハードルが高く感じられて挑戦できていませんでした。
それが、こちらではごみの回収に出すだけなのでとても手軽!

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回収用の生ゴミ入れ。緑の袋はコンポスト可能なゴミ袋。

回収用の大きなごみ箱はもちろん、キッチンに置いておくための生ごみ入れ(2枚目の写真(リズムーンではこの括弧は削除))も自治体から提供されます。
そこにコンポスト可能(compostable)なごみ袋を敷いて、生ごみでいっぱいになったら袋ごと外置きの回収用ごみ箱に移し、回収日に出すという流れ。

私の住む自治体では、この取り組みによって一般ごみの量が過去最低レベルまで減っているそうです。
オーストラリアでは一般ごみは燃やすのではなく埋め立てられるのですが、埋め立てスペースがいっぱいになりつつあり、その処理コストが上がる中、一般ごみを減らしてコンポストにシフトしていくことは自治体や住民にとっても良い結果につながっています。

個人ではハードルの高いコンポストも、自治体が仕組みをつくることでハードルも下がるし大きな成果も得られやすくなりますね。

日本でもコンポストの取り組みをしている自治体はあるようですが、もっと広がるといいなと願っています!

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松本幸

Writer 松本幸

ライター・Webディレクター・Berries and Flowers 主宰

ITベンチャー、女性向けメディア、外資系企業にて働く傍ら、フラワーアレンジメントを習い講師資格を取得。夫の海外転勤を機に退職し、アメリカのヒューストンに引越す。帰国後はフリーランスのWebディレクターとして働きながら「かわきばな®」を学び、お花のワークショップや作品販売を実施。現在はオーストラリアのメルボルンから、オージーライフのエッセイを綴っています。

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