幼少期の夏のおもひで ー 七夕編 ー

国内外で暮らす女性たちが、「しなやかに、じぶんらしく生きる」日常をお届けするエッセイ。
コロナ禍で先行きが見えない生活の中で、バタバタ忙しい日常の中で、少し狭くなりかけた視野を広げ、自分らしく生きるヒントをお届けします。

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私の地元である北海道の函館には、毎年7月7日の七夕の夜に、子どもたちが近所の家や店などを巡ってある歌を歌うと、お菓子とローソクがもらえる、という伝統行事があります。

「竹に短冊七夕祭り 大いに祝おう ローソク一本ちょうだいな」

浴衣を着て、足の感覚がなくなるくらい歩き回り、両手に袋いっぱいのお菓子を集めて、その後、数ヶ月かけてそのお菓子を食べるという、一年で最高のお祭りでした。

先日、テレビのおもしろ七夕特集でその行事が紹介されていて、「やっぱりあれは、函館特有のイベントだったんだ」と知り、改めて調べてみることに。
すると、なんと江戸時代に始まった風習で、当時の函館では現在の青森ねぶたと同様の祭りが行われており、そのねぶたに灯すろうそくを集めるのが子どもたちの仕事だったことから始まっているとのこと。そんなに歴史ある行事だったとは! そして、なぜローソクだったのかの謎も解けました(笑)。

なので、10年ほど前、突然日本でハロウィンが行われるようになったとき、「なにこれ、函館の七夕のぱくりじゃん」と冷ややかにみていた私(笑)。

ハロウィンも、古代ケルト人が起源と考えられている祭だそうでその歴史は古そうですが、「日本の中にも、大切にしたい行事やお祭りがたくさんあるのに。函館の七夕が日本中に広がればよいのに〜」と当時強く思ったものでした。

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函館では、COVID-19の影響で、昨年に続いて今年も「ろうそくもらい自粛」が呼び掛けられたそうで、今年はなんと「オンライン七夕祭り」が開催されたとのこと。

七夕当日に、事務局のZoomに18時~20時の間に入室して「七夕の歌」を歌った子どもにキーワードが知らされ、後日、実際の参加店を訪ねてキーワードを告げると、各店でお菓子がもらえるのだそう。なんとも最先端な七夕ですね!
この枠組みは、入院中で外に出られない子どもたちが七夕に参加できるなど、今後も何らかの形で活用していくことが検討されているようです。

久々にみた地元の話題に、当時が懐かしく思い出され、ほっこりしました。
みなさんにも、こんな地元ならではの思い出はありませんか?

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オノリナ

Writer オノリナ

合同会社カレイドスタイル代表
心を動かす価値ある情報やモノをキュレーションして届けたい!という想いのもと、国内外のネットワークを活かして最適なチームを組みながら、企業のメディア運営やサイト制作、ECストア「24rhythm」などのWeb関連事業を手がけています。人生を欲張りに味わい尽くしたい3児の母、リケジョWeb編集者。趣味は卓球。

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