国内外で暮らす女性たちが、「しなやかに、じぶんらしく生きる」日常をお届けするエッセイ。
コロナ禍で先行きが見えない生活の中で、バタバタ忙しい日常の中で、少し狭くなりかけた視野を広げ、自分らしく生きるヒントをお届けします。

9月の第1日曜日は、オーストラリアでは「父の日」です。
なぜ9月なのかというと、「父の日」にバーベキューしたくても6月は真冬にあたり寒いので、春先の9月にしたという説があるそうです(諸説あり)。
本当かどうかわかりませんが、バーベキュー好きなオージーらしいですね。
ロックダウンのため、公園でのバーベキューやレストランでの外食ができない中、いろいろなお店がFather's Dayギフトやテイクアウトメニューを宣伝していました。
せっかくなので、我が家でも9月の「父の日」を楽しもうと思い、近所のイタリアンでテイクアウト。
気になっていたお花屋さんでシックなFather's Dayブーケ(チョコレート付き)を売っていたので購入しました。
もはや「父の日」を言い訳にした自分のためのギフトのような気もしますが......。
夫は、2回も「父の日」を祝ってもらえるのがうれしかったようで、「今日は何の日か知ってるか?父の日だぞ」と子どもたちにアピールしていました(笑)。
テイクアウトしたピザ&デザートはとてもおいしくて、子どもたちも「おいしい〜!」と大満足。マンネリ気味だった食卓が華やかになりました。
6月にお祝いしたので、9月の「父の日」は省略しようかなとも考えたのですが、思いのほか楽しいイベントになりました。
オーストラリアはコロナ感染者数が増えていて、ロックダウンが長期間続くニューサウルウェールズ州やビクトリア州ではメンタルヘルスへの影響が心配されています。
そんなときだからこそ、生活にちょっとした喜びや彩りをもたらしてくれるファミリーイベントは大事にしていきたいなと感じた一日でした。