国内外で暮らす女性たちが、「しなやかに、じぶんらしく生きる」日常をお届けするエッセイ。
コロナ禍で先行きが見えない生活の中で、バタバタ忙しい日常の中で、少し狭くなりかけた視野を広げ、自分らしく生きるヒントをお届けします。

全世界でワクチン接種が進んでいますね。
フランスでは接種は義務ではないのですが、18歳以上は「Pass sanitaire(パスサニテール)」というワクチン接種証明書(72時間以内に取得したRT-PCR検査の陰性証明でもOK)の提示が必要なところがどんどん増えてきて、国からの圧力をひしひしと感じます(苦笑)。それに対して都市部ではデモが起き、逮捕者がでるほどなのです......。
少し前には公共の体育館に入るのにも「Pass sanitaire(パスサニテール)」の提示が必要になり、9月の新学年に合わせて大人も子どもも習い事を始める時期なのですが、ワクチン未接種の人はスポーツするのもままならない状況に。こうなってしまうと、政府の思惑が見え隠れしてきて、デモする人の気持ちもわかるな〜と私もモヤモヤしてきました。
9月30日からは12歳から17歳の子どもも対象になるということで、長男の同級生の親たちと話してみると、中学校で実施予定の接種キャンペーンに参加させるという家庭、自分は仕事に行くために受けたけど子どもには躊躇しているという家庭、今のところは半々といったところでした。
昨年から始まったコロナ禍、マスクやアルコール消毒に始まりロックダウンにワクチン(ほぼ)義務化と、たった2年の間に状況が目まぐるしく変わり、不安な気持ちをさらに煽るような情報も目に入ってきてストレスが溜まりますね。
そんな中でも、正しい情報を見極めながら納得する決断を出せる力を、子どもたちにもつけてもらいたいなと思っている今日この頃です。
24rhythmスタッフ マサコ